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業務委託という働き方をして2年目になった 〜業務委託とジョブ型雇用は紙一重〜

こんにちはあっちゃんです。
気づいたらフリーランスとして2年目を迎えていました。

私のフリーランスとしての仕事の取り方は”業務委託”というもの。

業務委託契約とは、
自社で対応できない業務を、ほかの会社や個人といった外部に任せる契約
です。

https://www.kaonavi.jp/dictionary/outsourcing_contract/#i

もうちょっとわかりやすく言うと、
ベンチャー企業とか、ある会社で新しいプロジェクトを立ち上げようとした時、
外部から期間契約して働いてもらうもの。

正社員を雇うとプロジェクト終わったからと言ってクビにできないから気軽に雇えないし、そもそもそんなスキルのある人入ってこないよ〜
って時に使われる印象が多いですね。

もっとざっくり言うと派遣社員みたいな感じと思ってくれたらOK。
(明確には違うけど・・・)

私はこんな業務委託契約だけで生活をしています。
ちなみに週3で働き貯金も貯めれて生活できてるって感じです。

こんな業務委託契約で働いて2年目に入ろうとしていますが、
最近良いこと悪いことが見えてきたのでちょっと話そうかなあと思います。

業務委託の実態

業務委託は結構稼げる

業務委託は短期契約です。まあ正直いって、2、3ヶ月で契約切られるっていうのもよくある話。

それもあってか、業務委託で働くと普通の正社員よりは時給が高いです。

コンサル以外の業界の人で同じように20代後半くらいで業務委託で働いている人の話を聞きましたが、まあだいたい上がるっぽいです。

スキルも必要な場面も多少ありますが、2〜3年その業界で働いていればまあ大体業務委託でできるのであれば単価は上がると思って良いと思います。

なので、業務委託って実は結構稼げるので
フリーランスでも生活できている人って実は多いのです。

一方で福利厚生ないじゃんって言う人もいますが、
逆に家賃、光熱費、洋服、カフェ代などなど、確定申告で経費にできるので、
これを差し引いて税金控除すると実は福利厚生いらないんじゃないって思うことも多いです。
(もちろん単価にもよりますが)

業務委託はジョブ型雇用に近い

最近ジョブ型雇用という言葉が流行ってきていますが、
フリーランスとして働いていた私にとって、今の働き方ってジョブ型雇用じゃない?
と思うことがよくあります。

「ジョブ型」雇用とは、企業が人材を採用する際に職務、勤務地、時間などの条件を明確に決めて雇用契約を結び、雇用された側はその契約の範囲内のみで働くという雇用システム。そのため別部署への異動や他拠点への移動、転勤はなく、昇進や降格も基本的にはない

https://next.rikunabi.com/journal/20210804_t01/


冒頭でもちょっと触れましたが、

こういう仕事をしてほしい人が欲しいけど社内にできる人がいない〜!!!
正社員を雇うお金がない〜〜!!!

ってときに雇うことが多いです。

要は、業務委託は会社がスキル(=職務)がマッチする人を雇うと言うことになります。

それに、企業も業務委託した人が会社にマッチしていたら、探す時間とコストを考えると契約を更新したがる傾向にあるので1、2年またはそれ以上ずっと契約し続けると言うのもよくある話です。

なんだかジョブ型雇用と似てるような気がしませんか?

これって聞こえはいいけれども落とし穴もあるんです。

ジョブ型雇用って一見カッコ良く聞こえるけれども、
正直、会社にとっては給料上げなくてある程度人を確保できるってことで、

仕事にマッチしなければ(スキルとかの条件がマッチしなければ)給料上げなくてもいいんですよ。

じゃあ、自分で仕事やスキルを上げていかないと雇用される側としては給料上げるの大変になってくるんじゃない???

ってことになるのではないんじゃないでしょうか?

業務委託でスキルを上げることの大変さ

業務委託でスキルを上げるには、
超えないといけないハードルが2つあると思っています。

1.「これをやりたい、このスキルを身につけたい」と声を上げる勇気
2.「やったことない、できない。だけどやる」と言う度胸

業務委託で契約するとき、大体仕事をつく前に面談するんですけど、
あなたはこの仕事はできますか?と聞かれます。

すなわち、あなたはこの仕事で必要なスキルは持ってるよね?
ってことです。

だから、なかなか新しいことにチャレンジしにくいんですね。

そうなるとなかなか新しいスキルを身につけるのは難しくなってきます。

もし、新しいスキルを身につけようとするならば、

全部100%できるわけじゃないけど、
他でカバーできそうだから背伸びしてできますって言ってみる。
または、できないってわかっているけれども気合いで乗り切る。

長期で契約しているクライアントと関係性ができ、会社の業務がわかってきたので
クライアント先の会社の新しいことにチャレンジさせてもらう。

やったことないけど、自分で勉強して
単価が安くてもチャレンジする。

などの方法がありますが、
これは自分でこれを身につける!と決めて
自分から声を挙げないと仕事はやってきません。

ちなみに、未経験から学ぶって誰かから教えてもらわないといけないので
年齢が上がれば上がるにつれハードルは高くなってきます。
(自分は気にしなくても、年上が嫌だって思うクライアントも多いので注意。)

私が日本で企業に勤める上で一番メリットと思っているのは
未経験なのに給料が定期的に貰えて教えてもらえ、かつ業務経験も積めるので
お金をもらいながら勉強できる環境に身を置けるっていうめちゃめちゃ良い環境にあると思っています。

正直ぼーっと生きてても、会社である程度働けば
いつの間にか業務経験が積まれていくので
クビになっても本気になればなんとか仕事はもらえると思っています。

外国人と働いていると経験が積めるからこの会社に転職した、
とよく耳にしますが、

これを聞くと、自分で取りに行かないと業務経験って積めないもんなんだーって思うので、日本ってなんてぬるま湯なんだと思うんですよね(笑)

自動的にスキルがある程度詰めるのは日本企業の良い点だと思ってます。

ただ、これはジョブ型雇用では、自分ができると手を挙げた仕事をすることになるので、未経験の仕事を学べるという従来の日本企業の文化は成り立たないんじゃないかなと思っています。

なのでジョブ型雇用の企業に入ったら、ぼーっとしているとどんどん仕事がなくなっていくんじゃないでしょうか?

となると、業務委託とジョブ型雇用で会社に勤める違いって何??

って疑問になってきますよね?


ジョブ型雇用されるならフリーランスを見据えるのはあり

正直ジョブ型雇用の会社に勤めるなら、
フリーランスになることを見据えてやるのがいいのではないかと思っています。

もちろんジョブ型雇用には
業務委託みたいに高給はもらえないけど、その代わり定期的に仕事とお金がもらえる。という特徴があります。(他にも色々いいことあるけど)

ただ、仕事ありきの雇用なので、
その会社で自分の仕事がなくなった時や他の会社で替えの効かないスキルで会社が潰れたらお金を稼ぐ術を失うと言うことになります。

それって、いつ仕事なくなるかわからないし、
結局安定してないじゃんってことになりませんか?

だけど、フリーで働くことを見据えていたら
世の中で一般的にお金を稼ぐのに必要なスキルって何が必要なんだろうってわかるし、
会社での仕事を失っても、他の会社で仕事を見つけることができます。

昔からよく言われている手に職ってやつですね。

ようは替えが効くスキルは他の会社も欲しいとおもってるので、フリーになるだけではなく転職しやすくなると私は考えています。


フリーランスとか正社員とか考えるのは止める

なんかここまで書くと、
いよいよフリーランスとか、会社員だとか、
その境目ってなんなの?と疑問になってきます。

実際、正社員でもフレックスタイムだとか時短とか
リモートワークだとかありますし、
フリーランスでもフルタイムで働いている人も多いいし、

会社員を辞めた立場からみると、
そう言う枠組みってあまり意味がなくなってきているなあと思っています。

会社が正社員の形態を維持していくのが難しいのはこの所以なんでしょうね。

私がフリーランスになって思うのは、
この枠組みにとらわれず、

特に正社員がいいという偏見を取り除いて

自分の最適な働き方と生き方を模索しそれに合った会社や仕事を探すのがいいのかなあと最近思います。

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