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1980年代から感じとる2020年

SNSで劇場版ファーストガンガム3部作がBS11で放送されていることを知るも、第1部、そして第2部と見落としてしまっていた。そして今日放送された第3部「めぐりあい宇宙」はかろうじて途中から見ることができた。そしてその後アマゾンプライムにて「νガンダム・逆襲のシャア」を続くように観た。「めぐりあい〜」は82年の劇場作品、そして「逆襲の〜」は88年の作品だ。

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どちらにせよ当時はロボットが善と悪にに別れ(子供心にはそうとしか理解できなかった)、ドンバチと闘うところにしか魅力を感じられなかったし、もちろんそれ以外に「なんだか難しい設定が土台にあるな」ということは理解できても、それがどのようなことであるのかをはっきり理解できるようになっいたのはずっとずっとあとのことで、そしてその理解の深さはいまだに変化し、見る旅に発見を覚える。見る角度、見える風景画違うようになってきているというのが本当のところか。

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自分たちが毎日をリアルに暮らすこの2020年。人と人と国家と国家の、直接にせよ代理にせよ主義とイデオロギーがぶつかり合い折り合いも見つけられない世の中に在り「風の谷のナウシカ(こちらは環境問題やもう少し人の在りように関することがテーマだと思える)」とともに大切にしなければならない、学ばなければならない内容がそこにはあった。

たかがアニメ、されどアニメ、その中に、それも80年代に表現されていること、表現を試みたことがこのそれから約30年の時を経た2020年となっても、何か新しい世界や思考、主義、そうした人が暮らす上で避けては通れない普遍的なテーマを感じ、読み取れる世界観や土台の深さを感じざるを得ない。そんな「これから」を考える素晴らしい時間だった。


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