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時間の交差

梅雨の真っただ中だが、少しづつロードワークを開始している。ヤングキャッスルを閉めたら着替えてバイクに跨る。以前にもブログに書いたが最近はR301に登っている。本宮山を目指すが頂上までは行かず、途中の和田の交差点まで。登坂距離約5.5㎞/平均勾配は約6%。

この坂の登り口は実家から直ぐの位置にある。子供の頃は夏になると父とカブトムシを拾いに行ったまさに裏山だ。いまはここを僕は自転車で登る。何だか不思議なものだなと思う。

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ここをロードワークする時はさすがにドロップハンドルだ。坂を登るのでもちろん辛い。けれども辿り着けば、やり切った感じにはなる。昨日は時間も許したので2本登った。2本登るとかいつ以来だろう。一本目が終わり一旦下山し、麓の神社の石段に腰を掛け休憩した。ここも近所の、子供の頃よく遊んだ神社だ。休憩していると僕らの頃から変わることのない体操服を着た地元の小学生が「こんにちはー」と挨拶して通り過ぎていった。僕も「こんにちは」と返事を返した。

まさに自分もあの子のように、毎日神社の前の道を歩き小学校に通ったことを思い、それと同時に過ぎた時間を感じ、いまを改めて感じた。変わらないもの、変わるもの、時間だけが交差する。

これもまた自転車を通じて、僕が暮らすここにある日常だ。

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