子どもがありがとうの達人になる3つの方法
こんにちは。なるです。
こどもが、ありがとう、ごめんなさいをいう場面で言わなかったとき、ついつい「ありがとうは?」「ごめんなさいは?」と子どもに言ってしまう時ってありませんか?
わたしの母がわたしが子どもの頃から今もずっとその調子で、「母からは感謝も謝罪もしない人間」と思われてるみたいですが、こちらも母からは恩着せがましくしつこく要求はされても、その言葉をかけてもらったことはあまりないように感じています。
実はうちの長男(双子の兄3歳)は「ありがとう」「ごめんなさい」の使う場面が絶妙で、「ママありがとう!!」「ママごめんなしゃい!」それが姉弟、パパ誰にでも言える子に育ってくれました。
もう、見ててほっこり。思わず「ありがとうって言ってくれてありがとう!!」「解ってくれてありがとう!!」って返しています(笑)
まぁ、そんな親バカはさておき、なぜ、息子がそう言えるようになってくれたのか、わたしが意識した事を3つあげてみます。
1、親が素直に沢山、有難う、ごめんなさいを言う。
2、子どもに対してしてもらったことにも有難うという。
3、視点を変えてみる。
ということをやってきました。
親が素直に沢山、有難う、ごめんなさいを言う。
これは、わたし自身に「親が出来ぬことは子にできぬ」と言い聞かせてやっています。
自分の感覚上ですが、こどもがありがとうを言えた回数×100が親のありがとう、ごめんなさいが言えた回数だと思い込んで言っています。
実際「ありがとうを言わんね?」「ごめんなさいはね」と言い続けてきた母の口癖に感謝や謝罪の要求が多くても「ありがとう」も「ごめんなさい」というような口癖はありませんでした。
大人になって「人や自分に感謝した分、その発した言葉が意識として根付いて、有難うと思えるものが増え、有難うと言いたくなる現象が増えてくる」という事実に気づくまで、自分がいかに感謝出来ることに意識が向いていなかったのかという事実に唖然とした記憶があります。
そして母自身がやって当たり前、して当たり前と言ってきたことが当たり前じゃないことも、そもそもそこに相手がいることに関しての有る事が難しい事に気づいていない、意識していないという分析に至りました。
そして、有難うは感受性の問題で、有難うと感じていないまま言わせると、かえって反発が返ってきてしまいます。
子どもに対してしてもらったことにも有難うという。
子どもが言わなかったら「○○ちゃんが○○してくれたよ!!有難いね、嬉しいね」といったあと、相手に子にしてくれた事に「○○ちゃんに○○してくれて有難う」といいます。
兄弟、またはお友達と遊んでいるときに、もしその場にあなたがいたら、おもちゃの譲り合いを見かけたり、転んでいる子に優しくしてくれた相手に「○○ちゃんに○○してくれてありがとう!」という趣旨で言いましょう。
相手の子も幸せな気分、やってよかったといい気分になりますし、子どもの方も、これって感謝出来る事なんだと気づくことが出来ますし、親が自分がされたことを自分の事のように喜んでくれているという自己肯定感にもつながります。
そこに押し付けがないだけで、子どもは素直に聞いているのです。
逆に言えば押し付けることで、こどもに「これは有難いことなんだ」という意識を持つことより、押しつけがましさや、指摘された事に対して自信を失ったりする可能性もあるのです。
ただ、謝るときには要注意。
状況を知らないで親が口出しすることはあってはなりません。
叩く場合は、叩きたくなるようなことを相手にされたと感じたから叩きます。
ですから、もしそういう場合でしたら、当事者同士で解決させるよう見守るか、両方の言い分を聞いて、理解したことを伝えたうえで、じゃぁ、次どうしたらいい?どうしたい?と聞くと当事者同士の話し合いを円滑に進める手助けにまわります。
もし、どちらがいいか悪いかを親がジャッジしてしまうと、悪いと言われた方は納得がいかずもやもやしたままです。
視点を変えてみる。
自分がしてあげたことに感謝も謝罪もないなら「させてくれてありがとう」「○○だったからごめんね」と先に言いってしまうのもありです。
してあげたいと思った相手がいたから、してあげたのです。
相手がいて、その環境があって問題が起きている以上、相手が100%悪いという事は全くないのです。
部屋を散らかしていたら、部屋の収納環境を整えていく話し合いの場をもたなかったから。
朝のバタバタしている時間に子どもがのんびりしていたら、することを意識できるような環境を作っていなかったから。
そう。すべての問題は相手に問題解決してもらう事よりも、いったん自分のせいにしてしまう事でじぶんが出来るアプローチが見えてきます。
そして、こどもに「(わたしは)○○のことが気になってしょうがないんだけど、わたしは、こうしたほうがいいと思っているんだ。あなたはどう?」という提案をして判断を促すと
相手が自分で提案に対して判断してくれて、「次、気を付けます。ごめんなさい。」となるわけです。
押し付けずに自分の気持ちを表現する
この3つの方法の共通点は、
自分の感情と起きている事実を切り離し、 自分の感情を子どもに押し付けないことです。
こどもが挨拶、有難う、ごめんなさいが言えないからと、第3者の目の前で指摘したり注意しては、子どもは傷つきます。そして相手の方も逆に不愉快ですし、気を使います。
出来ないことを指摘すると、こどもはますます自信を失うのです。
親がまず、どこでも誰にでも挨拶、有難う、ごめんなさいを言えるようになれば、こどもは必ずその姿を見て挨拶します。
少しずつでもいいし、
会釈からでもいいです。
少しずつ変わりましょう。子どもはいつも親や大人の様子を鋭く見ています。
親が変わった分、子どもも少しずつ変わっていくのです。
この記事を読んでいただいて有難うございます。
この記事が少しでもあなたの子育てに役立つことを祈っています。
では。
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