Photo by c6h6n10 短編 : 傘は忘れた 5 なつもん 2022年3月14日 01:38 彼は言った。愛していると。空が一面灰色で埋め尽くされている。カフェの窓際の席で、彼の前には出てきたままのミルクティー、私の前には飲みかけのコーヒーが。灰色の空から一片の光りも見えないように、私の中のこの人に対する自分の光りが感じられない。もう、ここまで。私が口を開いたその時、雨の音が聞こえてきた。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 97,151件 #私の作品紹介 #短編 5 よろしければサポートお願いします。いただいたサポートが文章書く大きな励みになります! 記事をサポート