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がん再発1ヶ月目⑦【2クール目意外と時間ってないもんだ】

【あらすじ】
1年8ヶ月前に直腸がん、手術してストーマ造設。個人事業をはじめて1年半軌道に乗りかけたとこで『局所再発発覚』

どうか一日でも長生きを、と神仏にお願いするより『わたしは自分でがんを治します』と気弱ながら少し期待を込めて一日の節目に心で願っております。手術なし生存期間中央値を調べてびっくり。


【本編】
さてさて12/28から2クール目の化学療法開始です。鎖骨下にはいつでも抗がん剤を流し込めるポート(鎖骨下静脈にカテーテル)が入ってます。そっから劇薬を次々に3日間流されます。さて、今回の副作用は…。

実は化学療法は秘密がありまして。患者のQOLを保てるように主治医が抗がん剤やら抗副作用薬を調整してくれてるそうです。

今回は点滴劇薬『イリノテカン』、46時間の『5FU』減薬、新規抗がん剤『アバスチン』開始、新規吐き気薬『デカドロン』開始

怪獣のような名前ばかり。

副作用度

★ベッドから離れて生活可能

★★ちょっと横になる時間が増える

★★★ほぼベッド上、歯磨き可、ほぼ絶食

★★★★トイレに行くのがやっと、保清不可、ほぼ絶食

◯12/28(1日目)★
病院8時到着。11時過ぎに点滴開始。16時10分終了。帰りにブックオフによれるくらい元気✨

◯12/29(2日目)★★
自宅にて寝たり起きたり、トレフューザーポンプからずっと抗がん剤が体内に入ってるかと思うと滅入りますな。吐き気止めがよく効いてると思います。食事量激減。ここから5日目まで匂いに敏感になります。

◯12/30(3日目)★★★
強めの吐き気止め薬のせいか、やはり1クール目に比べると楽ですが、食欲なしです。日中ベッド率40%。倦怠感強くなる。夜の歯磨きできず。

◯12/31(4日目)★★★
日中ベッド率70%。朝のシャワーで体力を使い果たす。倦怠感マックス、吐き気はまあまあ。

◯1/1(5日目)★★★
日中ベッド率60%。夜に寿司を食べました。

◯1/2(6日目)★★
日中ベッド率20%。近江神宮へ初詣に行けました。帰ってから即ベッドへ。体力を使い果たしました。夕飯はチャーハン、餃子。どうやら油ものでカロリー摂取です。

◯1/3(7日目)★★
日中ベッド率0%。ブックオフに行く。匂いにやられ、車でぶっ倒れました。吐き気止めを忘れてたからでしょうか。やたらとトマトやレモンが欲しくなり、昼も夜もトマト味のパスタでした。

今回は強力ステロイド吐き気止め『デカドロン』のおかげで少しましでした。抗炎症作用のステロイドがなぜ抗がん剤副作用に効くか、は作用機序が『謎』だそうです。薬剤師さんに聞いたんですがね。

抗がん剤は…2週間おきにやってきますわ。次はもっと調整してくれるのかな、先生。2週間おきでしょ。

少なくとも月の半分は点滴と体調不良で自由な時間はないわけです。うわ〜、時間貴重😲こりゃあ、やりたくないことやってる場合じゃない気もする。会いたい人に会って、やりたいことをできる範囲でやって、残せるものを残し、大切な人と過ごす、それだけな気がす。2クール目の副作用ピークも終わりです。疲れました。

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