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【ターミナルケア】自然死:眠るように亡くなった祖母

うちの祖母(享年93歳)は一年前、自宅でテレビを観ながら車椅子に座って眠るように亡くなりました。

亡くなる前日

亡くなる前日までは老健施設の短期入所サービスを利用していたのですが、看護師から「全然食事をされないので、一旦病院に行ったほうがいいですよ。」と一報が入り両親が自宅へ連れ戻したのです。

かれこれ4-5日はほとんど飲まず食わず。主治医に電話すると「食べられるだけ飲めるだけ無理せずに。」とのこと。

帰宅当日は少しの水とお粥を食べたそうです。

自然死

次の日、午前中、母の介助で車椅子へ。いつものようにテレビを観ていた祖母。

次に母が様子を観に行ったときは亡くなっていました。

理想的な亡くなり方…、自宅で脱水と絶食により「意識レベル低下」と「エンドルフィン分泌」、これが自然死かと妙に納得しました。

脳内で自然に麻酔がかかり、まどろみの中で亡くなる。しかも自宅で。

食べられない、飲めないからといって無闇に点滴や経管栄養をしてたらもしかすると無駄に苦しんでたかもしれない。病院で。

一ヶ月前の違和感

実は私も祖母が病気や老化により作業療法を行ってたのですが、不思議なものです、一ヶ月前から違和感を感じてました。

いつもと目の色が違う、生気がない…というか生きる気力が感じられない。生きるって頑張ることで、もう頑張らんとこ、と思ったのかもしれません。

ああ、寿命ってこんな風につきていくのか、と感じた祖母の死でした。

多分、昔はこんな風に自然に亡くなることを家族を通して身近に学んだのかもしれません。

苦しまずに逝ったかどうかは当人しかわかりませんが、ばあさん、お疲れ様でした。

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