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【社員インタビュー】もう一歩踏み込んで、人格的な交わりができるようになりたい

キリスト教専門の終活・葬儀を手掛けるベンチャー企業 株式会社ライフワークス の連載企画です。

今回は、2020年8月に関西オフィスから鎌倉本社へ異動をした入社2年目、小林さんにインタビューしました。

■社員インタビュー「もう一歩踏み込んで、人格的な交わりができるようになりたい」

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〇話し手
株式会社ライフワークス
総務セクション セレモニースタッフ
小林 寛
〇インタビュアー
横内さつき


ー8月に鎌倉本社に異動してみて、仕事や生活にどのような変化がありましたか?

今年の8月、お盆の頃に引越しをして、関西とはまったく異なる街の雰囲気が非常に新鮮で楽しんでいます。私はもともと茨城出身なので、鎌倉のような観光地に住むのは初めてです!

大阪オフィスのときは、もともと葬儀サポートの業務をしていたのですが、鎌倉に来てからは、今までの仕事に加えて総務セクションとしての役割も任せていただくようになりました。

日々覚えることも多いですが、とても充実しています。

ー新しい環境で心機一転、楽しめていらっしゃるのですね。改めてですが本日は、小林さんがライフワークスさんに入社された経緯などお伺いできますか?

私は2019年12月に株式会社ライフワークスに入社しまして、実はこの会社が初めての就職となります。

入社する前はずっと看護の道を志して勉学に励んでいました。看護の実習を受け、必死に勉強を重ねていたものの上手くいかず苦戦してしまったんです。

私は長男で、下に3人の兄妹がいるので…長男としてこのままでいいのか?と考えなおし、看護の道を辞めて就職することにしました。

ーもともと看護師を目指されていたのですね!ライフワークスの求人はどこで知ったのでしょうか。

去年の4月~6月頃は、看護師を目指して病院の見学や面接に行っていました。学校の先生のフォローを受けながら必死に頑張っていたのですが、やはり長男として「親の扶養を離れて就職をしよう」という思いが出てきました。

そこで、看護以外の就職先を探したい旨をKGK北陸支部の先生に相談したところ、ライフワークスの求人を紹介してもらえたという経緯です。

KGKとは、キリスト者学生会と言って、クリスチャン系の大学出身者が集まる団体のことです。

KGK キリスト者学生会
「自分と同じ宗教の人と働きたい」と、こだわっていたわけではありませんが、自分の信仰と同じ人たちと一緒に働く方が安心だろうと思い、入社を決めました。

ーキリスト教という信仰の共通点はあったものの葬儀業界は未経験での入社ですよね。入社後のギャップや、大変だったことはありますか?

たしかに、葬儀業界のことは詳しく知りませんでしたし、未知数でした。
キリスト教葬儀に参列したことは、小さいときに1~2回あったかどうか…正直、葬儀業界の仕事は「受付で立っている人」というイメージしかありませんでした。

そのため入社してからは覚えることも多く、自分の行動や振る舞いの何が正解なのか分からない点に、非常に苦労しました。

たとえば、最初は葬儀のサポートとして現場に向かうのですが、ご遺族さまを目の前にして「今笑顔でいいのか、声の出し方は大きい方がいいのか・小声の方がいいのか、立ち振る舞いは何に気を付けたらいいか」といったことが分からなかったのです。

同じ人の式は2度とないので、何が正解か分からない。そんな不安や緊張感の中で、始めはとても戸惑ってしまいました。

さらに、株式会社ライフワークスでの仕事が、社会人として初めての就職先です。葬儀のようなイベントの設営・準備の仕事も初めてでしたし、とにかく初めてだらけで大変でした。

ー初めての就職、初めての葬儀対応、戸惑いの連続だったんですね。小林さんなりに、どのように乗り越えられたのでしょうか。

先輩にたくさん教えてもらいながら少しずつ慣れていきましたが、しっかりと周りの空気を読むことを意識することで乗り越えました。

小さいころから私は、長男として下の妹弟に遠慮している性格で、自分から何をしたい!とはっきり言わなかったんです。こんな性格なので、周りの意見を聞いて、観察するのは得意ではあります。

今、周りが自分に何を求めているのかを空気で感じ取り、先輩の所作を見て学ぶこと。頭ではなく身体で感じ取って、ご遺族さまとの接し方を工夫していくことで、少しずつ専門スキルを身に付けられたと思います。

ーたくさんのことを身体や五感で感じ取り、努力されて乗り越えたのですね。1年ほど働いてみて、今はどのように仕事に向き合っていますか?

今年の前半には、ようやく仕事に慣れてきて、たくさんの現場に出させてもらうようになりました。しかし、慣れてきたからこそ、迷いが生じてきたんです。
自分が独り立ちをして動くようになったからこそ、後からご指摘を受けるようになってしまいました。新米の頃は、仕事にとりかかる前に先輩の誰かがアドバイスをしてくれるので、アドバイス通りに動ければ失敗せずに済んでいたからです。

自立してある程度の仕事を任せてもらうということは、始めに誰かからアドバイスをもらえないので、自分一人で判断をしなくてはなりません。最初に何も指示がないからこそ、自分は何を軸に判断したらいいのか?どう動くのが正解なのか分からない…そんな壁にぶつかってしまいました。
社会人って難しいなと感じたんです。

ー1つ成長したからこそ、次の壁にぶつかってしまったのですね。

昔から、私は受け身になりがちの性格でした。ただ、こうやって社会人として働き始めてから「周囲の雰囲気に合わせるだけではなく、自分なりの意見をもっと出せるようになりたい」と思うようになりました。

今は新しい壁と向き合っている真っ最中ですが、もっと自信を持って、自分の意思で行動していけるようになりたいと考えています。

ーとても前向きに取り組んでいらっしゃるのですね!そんな迷いもあるタイミングで鎌倉に来て、うまく気持ちの切り替えはできましたか?

鎌倉本社に異動して、私は良かったと思っています。
鎌倉には、野田社長がいるので、社会人のマナーから葬儀に対する知識まで、社長から直接指導いただくことができます。

一緒に働くメンバーが変わることでリフレッシュも出来ますし、気持ちを切り替えて、今は社会人としてのイロハを学ばせてもらえる貴重な機会だと感じています。

鎌倉本社は、葬儀をメインで担当する福島という社員と、社長と私のメンバーで切り盛りしています。葬儀が入ったらサポートとして同行し、その他の週の半分くらいはオフィスで総務やバックオフィス系の業務も対応し、修行中の毎日ですね!

ー最後に、今後の意気込みを教えていただけますか?

今後はもっともっと、ライフワークスに入り込みたいと考えています。

今までは、何に対してもどこか他人行儀と言いますか、部活や勉強に関しても、少し距離を置いて生きてきてしまったと思うんです。
そういうスタンスでいくのもありかもしれませんが、もう1歩自分から踏み込まないと人からの信頼を得にくいのかな…と感じるようになりました。
恐らく今までの自分は、人に入り込んだせいでその後の関係が微妙になってしまうのが怖かったのだと思います。

恐れている自分を捨てて、会社に対して、葬儀でお世話になる教会に対して、いつも一緒に取り組んで下さる業者の皆さまに対して、もっと「人格」的な交わりができるようになりたいと思うようになりました。

葬儀に関わるお仕事は、人の生死がある限り、一生なくならないお仕事です。つまり、助けを必要としている人が必ずいると考えています。

現在は、大阪・京都・鎌倉本社に事務所を置いて展開していますが、教会を回って牧師先生とお話していると「このエリアにもライフワークスがあればいいのにな」と言われることがあります。

今後、株式会社ライフワークスの拠点を増やし、全国津々浦々で求めてくださる人のために広げていきたいと思います!

(取材:2020年11月)

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