【社員インタビュー】黒子に徹し、得意を活かす。
キリスト教専門の終活・葬儀を手掛けるベンチャー企業 株式会社ライフワークス 社員インタビューの連載記事。
今回は、10年以上この会社を支え続けている梨本チーフにお話を伺いました。
■社員インタビュー「黒子に徹し、得意を活かす。」
ーご入社したころのお話を教えてください。
梨本さん
私は、今から約11年前に入社をしました。
当時は野田社長ともう1名しか社員がおらず、今のような大きな事務所ではなくマンションの一室で働いていました。
私は別のキリスト教葬儀社で働いていて、「最近関西にキリスト教葬儀の会社が出来たらしいよ」と、風のうわさで聞きまして。ある日たまたまHPを見て存在を知ったのが最初です。
キリスト教葬儀社で働いていたものの、私はもともと信仰を持っていませんでした。その後クリスチャンになることを決めたタイミングで改めてライフワークスのポリシーを読み、信仰に重きを置いた企業経営をしている点に惹かれ転職をすることにしました。
ー当時の野田社長の印象を覚えていますか?
梨本さん
えらく熱い人だな、明るい人だなという印象を持ちましたね。
会社は同じキリスト教葬儀社で仕事内容は同じですが、会社の方向性は違うと言いますか。信仰をしっかり大事にされている人(会社)だなと感じました。
ー前職と仕事内容は同じと言えども、何かギャップは感じませんでしたか?
梨本さん
そうですね。ライフワークスは少数精鋭なので、オールラウンダーの要素は求められる点には、少々ギャップを感じました。
前職ではディレクター専業でしたが、ライフワークスでは営業の外回りや事務仕事もやらなくてはいけません。その他にも、最近では終活セミナーや終活イベントの企画運営もしています。
今でも、営業は少し苦手意識があります。もちろんマルチに動けたら良いのですが、私は現場でのディレクター業務に対して、プロフェッショナルでいたいと思っています。
ーマネジメント業務や営業よりもディレクター職のプロという意識が高いのですね。葬祭ディレクターとしてのこだわりはありますか?
梨本さん
職種柄、あまり自己アピールをする立場ではないと思っています。この場をお借りして、あえてこだわりをお話するとしたら、葬祭ディレクターはご遺族の皆さまが快適に最期の場に臨んでくれるよう黒子に徹することが大切だと考えています。
参列された親族、知人に対しての気遣いや細かな手続き、準備など、何かと気がかりが多いと思います。ご家族(遺族)の皆さまには、余計なことを考えずに故人に対しての想いをメインにしてほしいのです。
関係者への気遣いで忙しなく走り回って、気が付いたら葬儀が終わっていた…そんなことになってほしくないです。100%はフォローしきることはできませんが、2~3日間の間、故人とゆっくり向き合っていただきたい。気になることは全て、安心して黒子の私たちに仰っていただきたいと考えています。
ーこの10年を振り返って1番大変だったときのお話を教えてください。
梨本さん
長年、教育を手掛けて成長を見守ってきた社員が退職してしまったときは辛かったですね。教え方が間違っていたのかと、悩んでしまうこともありました。
社員が減っている中でもお客さまは増えていきますから、「きちんとお客さまをフォローしきれているのだろうか。期待に応えられているのか」と、不安を感じることはありました。
直近は採用が進みましたが、少しずつ教育をしている最中です。
葬儀の場では阿吽の呼吸が重要です。
当初予定していたこととは別の方法に即座に変更しなくてはならない、そんな緊急時にすべてを全スタッフに指示出しができない場合があります。
現場仕事ですから、臨機応変に判断する力、スタッフ同士の阿吽の呼吸が大切になります。新人さんは場数が足りないので、どうしてもこの咄嗟の判断が難しいと思います。
今は、新人スタッフさんに基礎をお伝えしつつ、この阿吽の呼吸がわかるような人材に育って貰えるよう、育成にあてる時期だと受け止めています。
定着率が良い会社だからこそ、1人退職者が出ると、会社全体のバランスを保つことが難しい局面があります。昨年末~今年の前半にかけて、ちょうど人の入れ替えが発生した時期だったので、今年後半はしっかり教育と新体制づくりに臨んでいきたいと考えています。
ー2020年上半期、採用が活発だったことでオフィスの雰囲気は変わりましたか?
梨本さん
とても明るく、賑やかな雰囲気になったと感じています。葬儀のお仕事ですから、1つひとつの現場は変わらず丁寧に対応していきますが、人数が増えた事務所はとても良い雰囲気になっていると思います。
私も教育担当として、メンバー育成に関わりながら、和やかに、楽しく働けています。
ー黒子に徹すること以外にライフワークスで求められることはどのようなことでしょうか。
梨本さん
それぞれ、得意不得意はあると思いますが、自分が得意なことをきちんと活かすことが大切だと考えています。
私たちの仕事は、サービス業であり、汗をかく力仕事でもありす。事務所での事務仕事(葬儀に関する手配や役所の手続き等)や、お客さまと向き合う接客の側面もありますが、意外と現場での力仕事の側面もあるのです。
お客さまとのお話が上手い人、力があって現場でテキパキ動ける人、営業が得意で教会とコミュニケーションを積極的にとれる人…自分が何に秀でているか考え、力発揮することが求められると思います。
皆さん、何かしらの才能はあると思いますので、必ず誰かの役に立つことができます。少数精鋭の会社で「何でもできる人」が必ず求められるわけではなく、それぞれの得意分野をしっかり発揮してもらうことが大切でしょう。
ー梨本さんから見た株式会社ライフワークスの良いところは何ですか?
梨本さん
ビジネスとして継続性は必要ですが、お客さまが一方的に不利益になる提案はしないスタンスは良い点だと感じています。
キリスト教としての考えもありますが、「お金たくさんかけること=いい葬儀」とは限らないという思想が背景にあります。キリスト教では、亡くなった瞬間に故人はイエス様のもとにいくので、葬儀=悲しいもの、という捉え方ではないのです。(もちろん大切な人がなくなることは悲しいことですが)
そのためライフワークスとしては、「ご家族の手伝いをする」というスタンスでお客さまと向き合います。もちろん営利企業ですので、数字は意識しますし、成績が良い人にはきちんと評価もしています。ただ、数字だけのために突っ走ること、目先のことにこだわる葬儀社は違うと考えているのです。
派手にお金をかけることが良い葬儀なのではなく、ご遺族の皆さまが故人とゆっくり向き合う時間になれば良いと考えています。そして、「安い葬儀屋さん」という評価を求めるのではなく、お客さまにとって良い時間を過ごしてもらうための判断をしていきたいと考えています。そこが、弊社の良いところではないでしょうか。
ー最後にひとことお願いします。
梨本さん
今後はまず、入社したばかりの人材の教育をしっかり行っていくことが目標です。新人が、現場で1人でできる仕事を増やしてもらいたいです。
能力の高いスタッフがいることは、ご家族にとってもプラスになることです。よりレベルの高いサービスを提供できるように、社員全員の成長をサポートしていきたいです。
ライフワークスは来年春で15周年を迎えます。会社として一皮むける時期として、前向きに取り組んでいきたいと思います。
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