限界集落の最初の限界

11月に行われた夫婦会議で、来年は道内の小さな村にも拠点を設けることが決議された。
伊藤家は来年、札幌とその村との2拠点制度となる。

今月その村を訪れ、まず必要な拠点(住宅)探しに取り掛かった。
村には不動産屋はない。
物件は知りあい伝に直接大家さんと交渉するしかない。
何人かに物件を紹介してほしいとお願いしていたこともあり、
簡単に候補物件はいくつも見つかると思っていた。

だがしかし。
田舎=人がいなくて空き家が多いというのは間違い。
田舎すぎると逆に固定資産税も安いため、
物件を手放さずに夏場訪れるための別荘として使っていたり、
荷物を置くだけの倉庫として使っていたりすると言う。

村役場に相談をしに行っても、
紹介できる物件はたった2軒。
それも村のはじとはじ。
うち1軒は動物が荒らしたあとがある要リフォーム物件。

今回頼み込んで村の戦略会議にオブザーバーとして参加させてもらった。
村としては人口の流出と減少に対して相当な危機感を感じていたようだったが、移住したいと言う人が来ても、まずは紹介できる物件ないんじゃ危機感も本気度もいかがなものか・・。
移住者募る前にインフラの整備せいや!

限界集落の最初の限界。
「物件がない」

※この内容は2015/12/17に書いたものです。

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