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もしスマホが壊れたら?僕が体験した田舎暮らしの落とし穴

 このご時世、田舎暮らしは色々と素晴らしい面を語られることがたくさんありますし、僕自身田舎暮らしをしていて(正確には田舎と都会との2拠点生活)素晴らしい面はたくさん語れます。しかし、「やっぱり田舎は厳しいな」と思う出来事がありました。


不意に訪れた絶望

 コロナ禍もあり、自粛期間中は田舎の家に避難していたのですが、海が近いので、今年から僕は釣りを始めました。すると見事に釣りにハマってしまいました。魚がかかった時の感覚は、そう、パチンコで当たりを引いた時の感覚と近いかもしれません。パチンコ依存症の方へのリハビリに釣りはおすすめです。
 さて、釣りにハマってしまった僕は釣りの楽しさを発信したいなと思うようになりました。そして三脚を購入し、釣り動画の撮影を始めたのです。その矢先、、、
 港で三脚にスマホを固定して釣りをしていると、急な突風に煽られ、三脚がヒューバタン!音のする方向を見ると、ああっ!港の中にぶくぶくと三脚が沈んでいく!!!あの時の絶望感と言ったらありませんでした。


回収をあきらめない

 港なので潮の流れもありません。どうにかしたら取れるのではないかと思い、まずは釣竿でチャレンジしてみましたが、思ったよりも水深がある。水面までの高さが1メートルほどある上に、水底までも2メートル近くある。真夏だったら海パンに着替えて潜っていたかもしれませんが、今は流石にその用意もないし水温低くて寒いし無理。一度自宅に戻り2mほどあるタモを持ってきたのですが、全然届かず。持っている中で一番大きな針を持つルアーを取り付けて、落ちたポイントを釣竿で右へ左へゆーらゆら。水底は見えないし、スマホ単体だったら絶対に引き揚げは無理と思っていましたが、大きな三脚ごとだったので絶対にワンチャンあると思っていました。回収できれば復活の可能性もある、しかし引き上げができなければ100%無理!まずは本体を回収することだと、僕は必死でした。
 確かに水底で針に引っかかるものはあるのです。あっ!かかった!と思い慎重あげてみると底にへばりついていた貝だったり、ゴミだったり。1時間くらい頑張ったでしょうか。針が重い何かに引っ掛かったのです。外れないように慎重にリールを巻いていくと三脚の姿が!!ゆっくり引き寄せて、近くなったら素手で糸を手繰り寄せました。この時、緊張のあまり息をしていなかったと思います。
「よっしゃー!引き揚げた!」
三脚を手にして、僕はものすごい達成感を感じていました。

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