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事業者のシンデレラコンプレックス

今、経営者としての自分と向き合っています。
もっとしっかり事業を運営したいと思ったことと、現在資金繰りに苦しんでいることから、税理士さんに決算書と事業計画書を持って相談に行きました。明日も行く予定です。
「月次の試算表は?」
「ここの期首棚卸はどうなっている?」
「数字が合わない」
などなど、税理士さんには優しく詰められています。
法人を立ち上げ、経営者としてデビューしたつもりでいましたが、まだまだ未熟であったことを突きつけられ、ヒーヒー言っている最中です。


シンデレラコンプレックスって耳にしたことありますか?童話「シンデレラ」のストーリーのように、いつか白馬に乗った王子様が現れて私を救ってくれるという幻想に囚われている状態のことです。一般的に、現実離れした理想を持ちながら婚活に励んでいる女性に対して使われる言葉なのですが、これ、自分にもあったなと気づきました。
なんとなくいい仕事(白馬の王子さま)がやってくる根拠のない自信。実際、そういった仕事がポツポツと入ってきてくれたからこれまでなんとかやってきたわけですが、ちゃんと数字を付け合わせて『経営』として考えていくとダメダメだなぁと思うのです。突発的で単発の仕事が入ってくるのは大変ありがたいのですが、経営基盤としては安定しない案件。そういった案件が入るのはいいこと。でも自ら取りに行かないとダメだよね。それを考えるための事業計画書だったりするわけですが。


税理士さんに色々指摘されて、資金繰りもアップアップで、やべーツライとか焦りとか、自己嫌悪とかもっとあるかと思っていたのですが、今の心境は意外とスッキリしています。もちろん、やることやんなきゃやばい状況ではあるのですが、それを整理でき、具体的に動けているのが大きいなと思っています。
共同経営している妻はどちらかというと思い先行型で、気持ちだけで走れちゃうタイプ。僕はそうではないようで、レールを敷いていきたいタイプ。走るレールが見えてくると気持ちよく動いていける。具体的な数字の目標が見えているから逆算して何をしたら良いのかが考えられる。あぁ、なんでもっと早く気づかなかったんだ!と思う気持ちはあるけれども、今言っても始まらないので、この思いは封印。
まだまだ甘い部分が多いのは否めませんが、なんとなく『経営者』として何が必要なのかが少しずつ見えてきた気がする今日この頃。なぜ経営者になりきれなかったのか、営業することへの苦手意識はどこからくるのか、他人のプロジェクトはサクサク進められるのに自分のプロジェクトとなると腰が重くなる理由は何か、『経営』に向き合うことで生まれた問いはこれから向き合っていくつもりです。なので、これはまた別の機会にカミングアウトしますね。

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