ホームスクーリングって大丈夫?キモは親が自分で安心できる環境を作ること
小学校入学とともにホームスクーリングを始めてはや1年。勉強は大丈夫?協調性は身につくの?などホームスクーリングをやる上で色々と心配があることも確かです。我が家ではしっかりと不安への対策を行うことによって子どものホームスクーリングをサポートしています。
勉強の不安を取り除く3つの工夫
学校に行かないことで最も顕著なのが、みんなは勉強しているのにうちの子はしなくて大丈夫なの?という不安。
緻密な計画を立ててくれている文部科学省の皆々様には申し訳ないのですが、僕は小学校の学習は本当に6年間必要だとは思っていません。1年もあれば6年分のカリキュラムは終わるでしょう。
本人のやる気次第ではありますが。僕自身、そう信じているからこそ勉強に関してはのんびり構えられています。しかし、何もしなくていいとは思っていません。
我が家で学校の授業の代わりに実践していることは、3つです。
1つ目は通信教育です。こどもちゃれんじを契約し、やりたい時にやりたい勉強を進められるようにしています。タブレットを使ってゲーム感覚でやれるおかげで1年半ほど使用していますが、毎月全てのカリキュラムをクリアしています。
2つ目は読書です。僕の経験からくるものでもありますが、国語(もっと言えば読解力)ができれば全ての教科の基礎となります。さらには社会や理科の知識もつきます。読書習慣さえあれば、イヤイヤ勉強する何倍も効果的です。
3つ目は習い事です。やっぱり自分で教えるには限界があるし、教えるのが上手な人にお願いしたほうがいいこともたくさんあります。我が家では本人のやりたいという意思を尊重してピアノと英語、絵画教室に通っています。
やることやっていればすぐに不安は消えます。不安に思っているのは子どもではなく自分自身なのですから。
協調性やコミュニケーションに関する不安対策
小学生ユーチューバーゆたぼんが中学校行かない宣言をした際、ひろゆき氏やメンタリストDaiGo氏などがデメリットとして挙げたのが勉強よりも人間関係構築においてでした。
同世代との様々なやりとりを通して人間関係の作り方や対処の仕方を学ぶのだ、と。確かにそれは一理ありますし、僕も勉強よりも人間関係の作り方の方が社会を生きていく上でよっぽど大事だと思います。
しかしですよ、社会に出ると圧倒的に同世代よりも異世代の人とのコミュニケーションが重要になってきます。同世代とばかりコミュニケーションをとっているよりも異世代と上手にコミュニケーションとれた方が生きやすい世の中なのです。
そこで、我が家では自分たちも含め複数のコミュニティを介して常に異世代間の関係性が作られるように工夫しています。親戚のような付き合いをしている家族らとは従姉妹のようなお姉ちゃんがいたり、年下の赤ちゃんを面倒みたり。
もちろん、親以外の大人とのコミュニケーションも不可欠です。コミュニティの中で共通しているなと感じているのが、みんな子どもを未熟な存在として見下して扱わないという点です。
一人の人間として尊重してもらっているから、対話になるし関係が築ける。しかも、そうしたコミュニティは固定されておらず、各地に複数ある。
子どもは親の価値観に染まりやすいので、色々な価値観を体験し、自分自身で何が正しいのかを選びとってもらいたいと考えています。やっぱり自分の価値観も絶対的なものではないですし、これからの時代自分で決断できる力というのが大切です。
無理して学校行くならホームスクーリング
僕も子どもの頃、学校行くの嫌になる時ありました。いじめられていたりしたら尚更です。
でも、僕らの親世代は「学校へ行くのは当たり前」という価値観でしたので「行きたくない」という理由で休むことは許されませんでした。行きたくないのに学校へ行かなければいけない。
この価値観によって得られるものは忍耐力や我慢であり、将来自分の心や体が壊れても我慢して働き続けるという社畜の姿です。僕は子どもにはそんなふうになってもらいたくはありません。
子どものうちは我慢よりも自分の心に響くもの、何が楽しいのかを知ってもらいたい。学校に行きたいというのに「行くな」とはもちろん言いませんが、行きたくないのに無理して学校行くくらいならホームスクーリングで良いのではないでしょうか。
親にできることは環境を整えチャンスを作ることだけです。子どもの心を壊さないように、チャンスと選択肢は用意しながら見守っていきたいと思います。
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!