人生は「ごっこ」の連続
キャンプがまたブームだという。
youtubeには動画が溢れ、話題のギアは完売で手に入らない。そしてなんとか予約をとってキャンプ場に行けば、飾られたたくさんのテント達が、まるで展示会のブースのように主張しあいながら建てられている。
キャンプ場では、寒い中、暑い中、車に満杯の荷物を積み込んで遠くに出かけ、不便と疲労を伴いながら時間を過ごす。
突然やってきたコロナウィルスとの日常。快適でなんの不自由も無い愛すべき自分の家。ただ、そこで過ごすという「stayhome」は、「頑張ること」として伝えられた。
なんでもない日常しかない暮らしを続けることは、平和で快適。そして退屈で辛いものと改めて気付かされた。
stayhomeの日々、人々は家の片付けを始め、テレビの前で運動をして、お菓子を作った。新たな生活様式が始まると、毎日の報道とにらめっこをしながら外に出始めた。
便利な生活の中では味わえない体験、ただの日常とは違う体験は、張りのある人生に不可欠。
その体験とは「ごっこ」。なかなか本物にはなれない「ごっこ遊び」。刺し身が売ってる横で魚を買って稚拙な包丁裁きで下手な刺し身を作る「ごっこ」。美味しそうなお菓子がいくらでも並んでる店頭で品薄になったホットケーキミックスでお菓子を作ってみる「ごっこ」便利な家を飛び出して、火をつけてみる、テントを立てて外で寝てみる「ごっこ」。
こどもの頃に自然とやっていた「ごっこ遊び」を、大人になっても、形を変えて続けていた。どんな日常になっても、それはやめられなかった。
noteを、新たな「ごっこ」を見つける場、そして「ごっこ」のアイディアを書きとめていく場にしたいと思います。
よろしくお願いします。
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