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学び方の選択肢

昨日、4月からのムスコさんの学びの場の1つとして通う予定の
新しくできるフリースクールに行ってきました。

今、時間は短いながら毎日学校に行っているムスコさん。


「毎日学校に行けているのに、フリースクール見に行っていいんかな?
今のまま学校に行けた方がいいんじゃないか?」

…と、実は裏tonaは思ったりしていて、
でもなんか自分がそう思うことにも違和感があったりもしていて、
ちょっと前までモヤモヤしていました。

そこで例の主治医に話してみたところ、

「いろいろ選択肢があるのはいいですね!」

と前向きな回答。

「あぁ。やっぱりそれでよかったのか。」

と安心したんです。
(ちょっとここにも小さな引っ掛かりはあるのですが…
それは一旦置いておいて。)

どんなに
・ムスコさんには今の学校システムは合っていない
・学校に行ける(←この「行ける」っていうのがポイントな気がする。行ける=いいことみたいに感じる)ことだけがいいことではない
・学び方には選択肢があった方がいい

…と本心では思っていても
まだ私の頭では
「学校に行けるなら行った方がいい」
と少なからず思っているみたいで。

それってどういう現象なんかな?ってちょっと掘ってみたら、
たぶん

・自分が周りからなんと言われるか?
・息子が「学校」という一つのレールから外れる不安
・自分が経験してないから怖い

みたいな「自分」に関するいろんな感情が絡んでいる気がして。

でもそこでふと、ムスコさんに焦点を当ててみると、

小さい子から大人まで、いろんな人がいる中で、
自分が好きなことに集中して取り組めたり、
いろんなバックグラウンドのある大人との関わりがあったり、
自分のペースで自分の学びを取っていける環境…

最高じゃないか!!(彼にとって)

学ぶのは私じゃなくてムスコさん。
そのムスコさんが
・ストレスなく通えて
・毎日「行きたい!楽しい!」と思えて
・自分のペースで自分の学びを見つけていける
っていう環境は、
彼の求めている学び方にとてもマッチしていると思います。

それでもきっと私は揺れるのでしょうが、
答えはムスコさん自身がちゃんと持っていて、
教えてくれるような気がしています。

全然話は変わるんですが、毎月行ってるこれまた面白い料理教室で、
「畑は同じものを連作すると弱る」
という話を聞いて、
もちろん学校で「連作障害」については習ってて、
知識としては知っていたけど、
そのメカニズムにまで想いは至ってなかったことがあって。

なぜ「連作障害が起こるか?」というと
・作物ごとに必要な栄養素があって、連作するとその作物の生育に必要な栄養素が土からどんどん減る
・その作物を好む微生物や虫が増えて、土のバランスが崩れる
ということらしく、

本来自然の中ではいろんな植物が生えている土に
一つの植物だけを植え続ける…という自然界ではない力を加えることが
連作障害の原因…と聞いて、

なんだか人間にも、今の学校教育にも当てはまるよなぁっていう気がしたんです。

人間も自然の一部だから、
見た目は似ていてもみんな同じはありえない。

そのみんな違う人たちを
学校っていう同じ土で同じように育てようとしても、
必要な栄養素やタイミングが合わないことがあっても
それは別に不思議なことじゃない。

なんだかいろいろ繋がっているなぁ…と。

写真はいろんな雑草が植っている土手の写真。
そう思うと私より植物の方が
・自分がどう伸びるか
・自分が伸びやすい場所はどこか
よく知ってるんだなぁと思ったりします。

さて4月からのムスコさん。
どこでどう学んでいくのかな。
母も一緒に学びながら、
楽しんで行けたらいいなと思います。

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