小中学校における犯罪_生徒による犯罪

 小中学校におけるリスクとして、大きく、子供による犯罪、教師による犯罪、外部からの犯罪に分けて考えたい。
 今回は、子供による犯罪、世間で罷り通っているお気楽な言葉で言えば、いじめ、である。
 学校でのいじめについては、内藤朝雄氏が積極的に分析、提言されており、私も納得できる内容となっている。
 学校制度には色々言いたいことがあり、不幸な子供が発生しないようにさっさと改革してもらいたいが、今の政治家に求めても能力的に無理なので、諦めよう。とは言え、何点か考えたい。
 学校は、そもそも、学習して、それぞれが能力を高めるところであると思う。それゆえ、教師は、教科の指導がメインであるべきであろう。生徒は、学校に勉強に行き、帰る。それだけで良い。
 部活や運動会や学芸会は、全てやめて、したい子どもは、民間の団体に所属すれば良い。こうすることで、教師の負担もぐっと減る。
 友達100人できるかな、とか、みんなと仲良く、とか、大人でもできないことを子供に言わないことも重要である。他者と強制的に一緒にいる時間が長くなると、関係に歪み、軋轢が生じやすい。発達段階も関係していると思うが、好きな授業を取れ、他者との馴れ合いを強制されない大学では、いじめがそうないであろう。ただ、上下関係の厳しいサークルでは、いじめが起こりやすい。
 PTAも解体すれば良い。教師と生徒で準備できることだけするようにする。
 設備面では、死角が生まれないように、防犯カメラを設置する。問題が起きれば、動かぬ証拠として使用し、言い逃れを許さないようにする。あと、スクールポリスを必置とする。
 小中学校というところは、生徒一人一人の個性を重視します、と謳ってはいても、一人の教師が能力的にできる訳もないので、学校は基礎学力をつける機関としてとらえ、個性は親が重視して伸ばす。
 普段から、いじめは犯罪であることを週1くらいで教師が説明し、毅然とした態度を示す。

 行事や部活等を学校から切り離すことにより、教師も生徒も拘束時間が減り、同調圧力を受けたり、無意味に馴れ合ったりする時間を今より減らし、学校を純粋な教科指導機関、学習機関と転換させることで、生徒による犯罪をいくらかでも減らせるのではないだろうか。

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