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【メンタルケア・心理学】時間割引率と精神疾患の特性


こんにちは! ライコンです!

病院で働きながら、全ての子供たちの笑顔を支援することを目指して行動しています。

⒈本日の内容の結論

さて、本日の内容は、メンタルケア心理学になります。

結論:精神疾患を時間割引率の観点で分析すると新しい発見がある!


⒉取り上げる研究

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【マクマスター大学の研究】

・対象と方法
過去に行われた「精神疾患の特性」について調べた43件のデータをまとめたメタ分析。

ここで取り扱われたメンタルの病気は、
 • 大うつ病
• 双極性障害
• 境界性パーソナリティ障害
• 統合失調症
• 摂食障害
• 神経性大食症
• 神経性無食欲症
• PTSD
などで、「これらの症状に共通するポイントはなに?」ってとこを調べた。

・結果
• たいていの心の病には「時間割引率が高い!」という共通点がある‼️

✅「時間割引率」
時間割引率は行動経済学で使われるアイデアで、「将来の価値をどれだけ割り引いて意思決定を行うのか?」の割合を意味します。

例)
「いま1万円手に入るのと、1年後に1万1000円手に入るのと、どちらを選ぶか?」と質問され、いまの1万円を選んだ。
方程式にすれば「1万1000円÷X=1万円」なので、1年間の割引率は10%という答えが弾き出されます。
つまり、あなたは年に1割もの利益を捨てて、いまの1万円を選んだ。。
 
「時間割引率が高い」って状態は、簡単に話すと「目の前の報酬に弱い」のということです‼️
 
・そのほかに得られた知見
• なかでも双極性障害、境界性パーソナリティ障害、統合失調症の3つは時間割引率の高さと相関が大きい‼️
• 神経性無食欲症だけは、時間割引率の低さと相関していた‼️

鈴木祐さんのブログより)

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⒊ライコンのコメント

オモシロイ!!

時間割引率の観点から見ると、精神疾患に新たな視点が加わりますねw

• 双極性障害、境界性パーソナリティ障害、統合失調症の3つは時間割引率の高さと相関が大きい‼️
• 神経性無食欲症だけは、時間割引率の低さと相関していた‼️

この辺、なんかから学ぶことも多くて、
双極性障害、境界性パーソナリティ障害、統合失調症
 ⇒セルフコントロール能力が低い

神経性無食欲症
 ⇒セルフコントロール能力が高すぎる

と考えると、疾患の方の状態の理解に進むのかな~。と思います。

神経性無食欲症の方は、食べずに痩せすぎてしまう疾患ですが、強すぎるセルフコントロール能力の疾患と捉えると、ある意味納得な気もします。

疾患の方に関しては、治療する前にしっかりとした信頼関係が重要だと思いますので、このような研究結果を知っているか否かで、現場での力に差がついてくるのでは、ないでしょうか??

私が好きな本に「7つの習慣」という本があります。
(後輩からオススメしてもらった本なのですが…)

その第5の習慣に
『まず理解に徹し、そして理解される』
というものがあります。

相手に対して、知識や研究結果だけでレッテルを張るのは良くないとも思いますが、事前に知識を持って置くことで、疾患の症状と相手の個性とを見分ける一助になるかもしれませんね♪


⒋まとめ

時間割引率(セルフコントロール能力)の観点から、
精神疾患をみると新しい視点が得られるかも♪


本日も最後までお付き合い有り難うございました~。

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