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「チャレンジ、継続、感謝」その向こう側にみえるコト

投稿37回目!鉄道会社員×プロコーチとして活動しているFumiです😁

2020年は、コーチングスクールへ通う。2021年プロコーチとして活動開始、職場で「コーチング基礎講座」をスタート。来年はどうしよっかな、といろいろ考えているところです☆コーチングのきっかけとなったのは「コミュニケーションを学ぶ」なのですが、この「コミュニケ―ションを学ぶ」の入り口となったのは、会社の選抜研修です。ということで、この思い出しを含めて、この選抜研修にチャレンジする道のりを記事にしています。「何かにチャレンジしてみよう!」という方、ぜひ読んで頂けると。きっと1つくらいはお持ち帰り頂けるかと思います。

1.選抜研修とは

2016年、当社の中で選抜研修が立ち上がった。目的は「幅広い視野を持って課題を見つけ、行動していくための人材育成」ということ。簡単に言えばリーダーを育てる研修という感じ。年齢制限(30歳くらい)があるけど、3年間の受講チャンスがある。対象者は概ね1200~1500人で、そこから論文提出➡1次面接➡本社面接➡40名が合格という流れ。40名のうち、10名は海外研修が含まれアメリカに行くことになっている。(海外研修いくのは150分の1!!)

2016年、対象年齢だった僕は、さっそく応募した。リーダーになりたい!という熱意なんてなくて、正直「やらないといけないんでしょ?」という気持ちで応募した。まずは5月に論文提出。

2.チャレンジ1年目と”感謝”

7月に論文の合格通知。8月に1次面接の合格通知。9月の最終面接。が、

結果は「不合格」だった。

当時の部長に呼ばれて、次のメッセージを頂いた。

「結果をお伝えします。・・・不合格です。人事部から私宛にメールが来ているので、読み上げます。”良かったところをお伝えします。当社の将来像を描き、それを語るだけでなく実行しようとしている姿。そして身振り手振りで、それを伝えようとする気持ちが届いてきました。次に改善点です。次の一年間、ぜひ”感謝”というキーワードを心に留めて、またチャレンジして頂きたいです。”ということです。私としても、ぜひ、来年は合格できるよう頑張って頂きたいと思います。お疲れさまでした。」

確かに、、、面接、うまく自分の考えを伝えられなかった。悔しけど、仕方ない。でも、論文書き始めて、半年間は長いよ。また来年やるのは、心が折れるわぁ。それにしても”感謝”って?同僚や職場の上司には感謝しているつもりだけど。

一旦持ち帰って、この”感謝”についていろいろ考えた。とりあえず出てきたアクションは「ありがとう」という感謝を意識して声に出して伝える、文字で伝えてみること。そのクセをつけてみようということ。(心から、ありがとう!と思っていなくても、とりあえず続けてみた。)

3.チャレンジ2年目と”鍛錬”

そして、翌年。2017年。また募集がやってくる。昨年の論文を見直し、もう一度ゼロから書き直し。それでも文章書くのは苦手だ。時間がかかる。何度も書き直した。論文に対して「本当に?」とか「結局どうしたいの?」と自分で自分に質問しても「んー…」と詰まってしまう弱さがある。ただ、1年前よりは「具体化」が進んだ気がする。将来こうなって、そこで自分はこんな活躍をしていたい、と書けたことが良かったように思う。

論文選考を通過し、1次面接合格。またここまで来た。次が最終面接というタイミングで、昔一緒に仕事をしていたグループ会社の人からこんなメッセージが届いた。

「そういや、なんか社内の選抜研修受けてるだって?聞きましたよー。俺ら現場にはよくわかんないけど、それ受かるときっとお偉いさんになっちゃうんでしょ!?笑 俺は、あなたに期待しているんだ。その研修に行って、あなたが本社で活躍して、現場の俺たちの声を届けてほしいんだ。絶対うかってほしい!」

こんなこと言われて、正直めちゃくちゃ嬉しかった。同時に、自分の後ろに、たくさんの後輩とそして現場の方々が見えた。偉そうなこと言っている場合でもないけど、自分がここを突き破ることで、助かる人が一人でもいるんだ。頑張ろう。そんな気持ちで、2回目の最終面接に突入した。が

・・・結果は「不合格」。

再び部長に呼ばれ、次のメッセージを頂いた。

「面接お疲れさまでした、結果がきています。・・・不合格です。今年も人事部から私宛にメールが来ているので、読み上げます。”まず良かった点です。1年間、自分自身を振返りながら、様々なチャレンジをしてきた様子がうかがえます。自分だけを主張するのでなく、チームのためにということを話す姿は立派だと感じました。次に改善点です。”鍛錬”というキーワード、これを念頭に、あきらめることなく、1年間頑張ってください。”ということです。正直な話、私からも「頑張って」と伝えるのがつらいところです。。が、心折れることなく、来年も期待しています。お疲れさまでした。」

すごいショックだったということもあるけど。それより、なにより、応援してくれている人がいるのに…。その人たちに申し訳ない気持ちで一杯だった。今年もダメでしたー!というのが、辛かった。また、最終面接でうまく話すことができなかった自分を責めてた。「なんで、いつもうまく話せないのか、伝えたれないんだろう。思っていることと言っていることが少しずつズレていくけど、途中で軌道修正できない。」そして、自分は、この選抜研修には向いていない、そう思っていた。

しばらく、適当に過ごしていて、気持ちが落ちつたときに、もう一度振り返ってみた。”感謝”これは、結構続けてみたけど、何か効果があったのか?正直不明だった。”感謝”を伝えるは、嫌なことではないので、もう一年だけ意識してやってみよう。そして新しいテーマ、”鍛錬”だ。部長はこんなことも言っていた。

「あなたが携わるこのプロジェクトは本当に巨大なもの。この部署だけでも1000人以上がこのプロジェクトやっている。社員の約1割だ。あなたがチームのリーダーになって、チームを牽引するとき、チームの意思や自分の意識を貫きながら、他のチーム(建築、土木、電気)とやっていかないといけない。同じ会社内で喧嘩になることもあるだろう。その時、本気でぶつかれるか?自分とチームと同僚、部下を守れるか?それほど自分に自信があるか?そこを鍛えること。人事部のメールは、そいうことなのではないかと思う。」

たしかに、自分に自信をもって、面接官に話が出来ていなかったように思う。具体的に何か?あまり思いつかないけど、つまり”自分に自信をもつこと”これは忘れずにいよう。

4.チャレンジ3年目と”自信”

そして、2018年度がやってくる。3回目のチャレンジだ。年齢制限があるので、これがラストチャンス。魂を込めた論文を書き上げ笑 妻に見せた。「去年よりめちゃくちゃいいんじゃない!言いたいこと伝わるとおもー!」と妻のお墨付きをもらった笑 小さな自信が身に付いた気がする。

7月の定期異動で、所属の部長が異動となった。6月末に、部長から社員一人ひとりに対して、個別にメッセージを伝えてくれる機会があった。

「2年間お世話になりました。私は出向となります。私は、この部署でひとつ大きなやり残しがある。それはね、あなたを”選抜研修”に送り届けること。でした。2年間のチャレンジ、本当にお疲れ様。今年で最後ですね。私はあなたに期待している。これは本当だ。あなたを研修へ送り出すことができなかったこと、これは私のやりのこしです。研修へ行くべき人材だと思っている、期待しています。」

普段、寡黙で怖そうな部長からこんなこと言われるとは思っていなかったので、すごく嬉しかった。100人以上の部署のトップが、いち平社員の僕に対してこんなに期待してくれていたのか、そう思うと少し胸は熱くなった。応援してくれる存在がいる、自分にOKサインを出そう、自信を持とう

そして、1次面接を合格。またまたここまで来た。次が最終面接。この3年間で「会社の中で一番面接をしている人」だったと思う。ある意味、もう吹っ切れて「やるしかない」という心意気で面接に臨む。

面接を終えて、職場に戻る。PCを立ち上げると、担当部長からメールが来ていた。

「今日が最終面接ですね。朝一で面接とのことなので、前日に送付しているこのメールをみるのは、面接後になってしまうかもしれません。2年間頑張ってきた想いがあるでしょう、自信をもって望んでください。期待しています。」

そのとおり、、、もう面接は終わっている。と思いつつ。面接を無事に終えたことを担当部長へ伝えに言った。そして、担当部長から次のメッセ―ジを頂いた。

「言いたいことが言えた?うんうん、それは良かったな!いい顔している笑 俺の立場で、こんなこと言うのは良くないんだけどさ。正直、研修行く行かないは、もうどっちでもいいんだよ。だってほら、3年間、おまえめちゃめちゃ頑張っただろ?全部知ってるわけじゃないけど、遠くからみててもわかるよ。さっき、自信ありげに「言いたいこと言ってきました!」と伝えてくれた、お前を見て思った。不合格になっても、気にするな。結果じゃない、その過程が大切だ。」

”不合格でも気にするな”・・・なんか、不吉なことを言われた気もしたけど、嬉しかった。そして、ここまでやり切った自分を褒めたたえようとそう思った。そして、さっそく自分にご褒美してやろうと思って、結果がでる前に「腕時計」を購入した。10万くらいしたので、少しビビッていたけど。妻から「いいじゃん!!もう頑張ったんだし、買っちゃいな!!」と背中をおされて購入。届くのが待ち遠しい。

そして、最終面接の結果、、、合格!!

人事部から「合格です」とメールが来ていて、心臓がバクバクした。めちゃくちゃ嬉しかった。だけど、そのメールには但し書きがあって「あなたは、国内研修を希望されていましたが、海外研修を受けてもらいます。海外研修は希望する人も多いですが、10名に絞っています。会社があなたに期待しているということです。一緒に頑張りましょう。」

・・・英語は一生やりたくなかったし、一生携わりたくない分野でした。だから国内研修を選んだのに、、。嬉しい半分、不安が一気に襲ってきた。無理だ!英語は嫌だ!けど、、期待されているのだ!もうやるしかない!行くしかない!そう振り切って頑張ることにした。帰宅すると、タイミングよく腕時計が届いていた。合格通知の日に、プレゼントが届くとか神様のセンスを誉めてやろうと思った笑

そして2018年10月に研修がスタートし、、、。2019年1月にサンフランシスコへ。そこでホストファミリーとの出会いでさらに自分は進化する。ここについては、スクールの講師と対談させて頂いたのでこちらの動画参考。

5.チャレンジから得られた気付き

人生何があるかわからない。でも「”感謝”と”鍛錬”」から見えてきた課題「自分に自信をもつコト」これは、大きな気付きだった。そのベースには、意識して継続するコト、途中で「振り返る」ことだ。何気なく毎日は過ぎていく。何気なく過ぎているようで、無意識にいろんな選択をし、行動して過ごしている。簡単な継続で効果ありそうなやつ、それは「感謝を伝える」だと思う。

継続するとどうなるか?ひとつわかったことは「自分に対する感謝の気持ちが芽生えた」こと。である。人に感謝を伝えることを繰返し続けた結果、それが自分に反射してきている。「ここまでよく頑張ったな自分。お疲れ、ありがとう”自分”!」

文字にするとシンプルだけど、こんな感じで「自分に感謝」することが自然と身に付いたように思う。この記事を書いて思い出したけど、今も、帰宅の際に、横浜駅の改札口でた瞬間に「今日もお疲れ!自分がんばった!ありがとう!」と独り言を言っている笑 

相手に感謝を伝える、継続すると、ここから「自分への感謝」が生まれる、そして後に「自分、めっちゃいいやんけ!」という謎の自信に繋がるような気がする。根拠なき自信というやつかな。

チャレンジ続けたという話は「根性論であきらめるな!」ということを伝えたいわけではなく。結果よりもその過程、成果より成長に「満足感を得る」と思えるようになるといいですよね!ということです。僕は今年で37歳ですが、このタイミングで気付けたのでラッキーです笑 残りの人生、楽しく生きれるに決まってる! 

長々と会社でのチャレンジについて、様々な視点で記載させて頂きました。最後まで読んで頂きありがとうございます。どこか一部分でも、みなさんの日常生活で参考になれば幸いです。今日も素敵な一日をお疲れさまでした★

Fumi


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