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【ミドル世代の転職】焦らず自分の活かしどころを見定める

こんにちは。企業人事をしながら副業キャリコンをしているきむです。

自分自身も経験したミドル世代の転職について、今日は考えてみたいと思います。

40歳で異業種へ飛び込む

私が現職へ転職したのは、40歳になる歳でした。新卒から約18年間、ずっと教育業界にいたにも関わらずEC企業の人事へ。

さらに人事の専門職としてキャリアを歩んできた訳ではなく、事業サイドと人事を半々ぐらい経験してきた人間です。

よく受け入れてもらえたなと思いますが、ミドル世代で異業種かつ専門領域とは言い切れない職種への転職経験は、今思えば、とても貴重な原経験だったのではないかと感じています。

40代前半の同世代には、自分の友人知人をはじめ新卒から一社で経験を積んできた人が少なくありません。社内では、優秀なゼネラリストとして評価されながらも、人生100年時代を考えると、皆それなりに葛藤を抱えているのも事実です。

このまま残るのか、転職するのか。

そんなモヤモヤを抱えている方々へ向けてこのnoteを書いてみます。

次は定年まで、の思いを捨てる

今の自分なりの結論を書くと、ミドル世代の転職は「合わなければ他に行けばいいし起業したっていい。合っても合わなくても、いい経験になるからやってみよう」ぐらいの気持ちの方がうまくいくのではないかと考えています。

「次こそは定年まで!」と意気込みを語ってくださる方もいますが、その思いが返って邪魔をすることがあります。

なぜなら「早く成果を出したい!」という焦りにつながり、視野が狭くなりがちだからです。

焦っている時は、自分を認めさせたいとか安心したい気持ちが駆動することが多くて、周囲はそれを敏感に感じ取ります。特にマネジメント層で転職する場合は要注意だと思います。

自分の強みを疑う

新しい組織に柔軟に適応しているつもりでも、前職までの思考プロセスは染みついているものです。

新しい環境で成果を出すためには、前職までの評価の枠組みや求められていた行動、自分の資質、スキルなどの関係性を整理して捉え直すことがとても重要だと感じます。

強みだと思っていたことが、単に前の環境で推奨されていた行動パターンだったり、逆に自分の当たり前が感謝されるスキルだったりするからです。

これらを客観視するのは経験が長いほど難しいものですが、辛抱して向き合うと、自分の活かし方が立体的に掴めるようになりますし、そのことは将来への不安を減らしてくれるように思います。

キャリア自律が成功の鍵

「ここであってもなくても、私は私をこんな風に活かしていける」と感じられたらキャリアは楽しいですし、ミドル世代だからこそそんなキャリア自律を目指していきたいものです。

自分自身も当事者として、また多くの方が直面しているテーマとして、これからもミドル世代の転職について考えていきたいと思います。

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