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腰痛について

 まず始めに症例の多い腰痛についてお話ししたい。 治療やマッサージ、トレーナーなどで非常に多く遭遇するのがこの腰痛。

 断言しよう。腰痛は絶対に治せた方がいい。


 全然動けないギックリ腰。
 やった後は良いけどすぐに痛くなる。
 ベッドから起こしたら悪化した。...etc

 腰痛は非常に繊細でナイーブなものもある。たが、腰痛は全然難しく無い。たまにめちゃくちゃ難しい腰痛もあるが、それはもっと経験を積むと治せるようになる。

今は如何にイージーな腰痛を治せるかにフォーカスしたい。

僕が臨床で気をつけている3つのポイント。

・『股関節の動きを出すこと。』

・『うつ伏せにすると悪化する。』

・『側臥位で臀筋緩めること。』 


 上記の3つでイージーな腰痛はまずよくなる。もちろん他にもたくさん意識しなければならない事がたくさんあるが、これだけでも感動を与える事が出来る。

 腰を触らずに痛みを取る事に患者さんは感動する。しかもイージーな腰痛だと驚く程良くなるので自信もついてこの仕事やってて良かったと思う。僕も良く腰痛で自信をつけさせてもらったものだ。

 

 少し詳しく解説しよう。まず『股関節の動きを出すこと。』について。これを簡単に説明すると、『腰痛の原因の多くが股関節が硬いから。』である。これを専門家らしく詳しく説明したければジョイントバイジョイントを覚えると良い。

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 これは動く関節の次は安定(動かない)する関節が交互になってるよ。と言う理論である。これは治療家、トレーナー共に非常に重要で、なおかつあらゆる症状に結びつけて説明できる。これに『アナトミートレイン』の説明ができればもはやチートだ。

 次に『うつ伏せになると悪化する。』は、急性腰痛(ギックリ腰)では絶対にやってはいけない。3日後くらいからは様子を見てうつ伏せも有りだか、受傷初日にやるとエラい冷や汗をかくことになるだろう。マジでやめた方が良い

 これは前側の筋肉が緩んでしまい、腰椎が不安定になってしまうのが原因と思われる。

 よくリラクゼーション行ったら悪化したと言う患者のほとんどはこれが原因だと思う。気をつけて。


最後に『側臥位で臀筋緩めること。』について。これはマジで鉄板だ。何が原因か分からなくてもとりあえず横向きで臀筋(大、中臀筋)をしっかり緩めるだけでだいぶ良くなる。もちろんそれ以外にも緩めるべき所はあるが、とりあえずこれを覚えておこう。

 ポイントはしっかり緩める事。腰痛の人は臀筋に触れられただけで痛がる。優しく愛護的にゆっくりと時間をかけて臀筋を自分ではっきり緩んだと思うくらい緩めるのが大切だ。

 臀筋が緩んで痛みが引いたら臀筋とハムのストレッチを入れる事をオススメする。普通にストレッチが出来るとここから劇的に改善されていく。痛みが出ないように慎重にストレッチをする様に。


  さらにもう一点、これもかなり重要な筋肉がある。腸腰筋だ。これは言わずともみんな腸腰筋の重要性に関しては理解している事だろう。これはまた別の記事で腸腰筋の事について詳しく触れようと思う。


今回は以上。もっと深く考えるべき所だが、まずは治療家やトレーナーとして自信をつける事。そして治療が楽しくなる事。これが一番の成長だと思う。

ではまた。