お薦め映画①LA.コンフィデンシャル
今から20年以上前の映画ですが、もう一度見返したので、レビューを。
なぜ一番最初にこの映画かというところに理由はありません。
見たことない方はこちらをご覧ください。
この映画を見たきっかけは、人からのおすすめで、正直自ら見るタイプの映画ではなかった。でも結果として、2度見るほど、面白い映画だった。
このような映画は、時代背景などを調べたくなる。
簡単にそれに触れながら、感想を書いてみようと思う。
ジェームス・エルロイの小説を原作とした1997年公開の映画。
監督はカーティス・ハンソン。"8Mile "などを手掛けた方だそう。
映画の時代背景は1950年代。
日本でいう高度経済成長期と言える時期で、人口の増加とともに
人種差別、ドラッグ、殺人などが社会の裏側で大きな問題としてあったようだ。
実際、この映画の中に、警察官は白人しかおらず、
犯人と決めつけられた若者(冤罪であった)は、黒人であった。
少し前に見た映画で、ブラック・クランズマン(2018)という映画があるが、こちらの中でも、黒人警官は、差別的用語を使われていた。
人種差別は、日本では少ないかもしれないが、確かにあるし、根深い問題だと思う。簡単なことではないし、自分がどうこう言える問題ではない。
このようなことは、知ることが大事だと思うので、映画や本は、最高の教科書だと思う。
話が逸れてしまったので戻すと、内容としては、クライムサスペンス。
ナイト・アウル事件という残虐な事件の犯人を追っていく。
とにかく、138分間目が離せない。
何かしながら観ていると、置いていかれる。
実際1回目に見た時がそうだった。
比較的、暴力的なシーンも多く、観てて気持ちのいいものではないけど、
これが50年代の雰囲気なのかもしれない。
カルチャーショックを受けずにはいられなかった。
最終的には3人の対照的な刑事たちが、協力し合い解決していくのだが、
最後のシーンで、"後ろから撃った" シーンに鳥肌が立った。
個人的には、ビューティフル・マインド(2001)、グラディエーター(2000)などに出演しているラッセル・クロウの暴力的な演技に衝撃を受け、他の作品を見直そうと思った。
また、この作品で初めて知ったガイ・ピアースの演技がかっこよすぎる。
名声欲の強い警官が、少しずつ影響を受け変化していくところも面白い。
メメント(2001)も近々観ようと思っているので、楽しみが増えた。
こんな感じで、気ままに、映画のレビューを残していきたいと思う。
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