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湖岸の街を走り抜ける100キロマラソン開催!!


3月13日(日)、第4回鹿行ウルトラマラソンが
北浦湖畔沿いを舞台に開催されます。

鹿行(ろっこう)とは
潮来市、鹿嶋市、神栖市、行方市、鉾田市。
茨城県は、県央、県南、県北、県西地区だけでなく
県東地区も、ありますが、なぜか県東ではなく鹿行といわれ、時に、忘れられてしまいそうな地域。

でも、そこは昔から自然からの恩恵を受けてきた
非常に恵まれた地域です。
 
今回まず、この5市について
紹介させていただこうと思います。


北浦はもちろん霞ヶ浦や常陸利根川などに面し、江戸時代には利根川水運の港町として栄え、水路を運行するろ舟観光も行われている「潮来市」。
毎年5月下旬から6月にかけ開催される水郷潮来あやめまつりは観光イベントのはしり。
なんと今年で71回目という超ロングセラーなお祭りです。

水郷潮来あやめ園
手漕ぎ ろ船



初代天皇である、神武天皇が創建した言われる鹿島神宮のある鹿嶋市。
かつて平安時代の延喜式神名帳に「神宮」と名乗ることが許されたのは、伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮のみというほど由緒ある神社のある街。
また、Jリーグ元年1stステージを制した鹿島アントラーズの本拠地であり、2002FIFAワールドカップや2020東京オリンピックサッカー競技が行われるなど「サッカーの街」としても知られています。

鹿島神宮
北浦湖水に建つ鹿島神宮、西の一の鳥居
マラソンコースの一部となっています。




鹿島神宮、香取神宮とともに東国三社として信仰されている息栖(いきす)神社のある「神栖市」。
鹿島神宮のタケミカヅチ、香取神宮のフツヌシ、息栖神社のアメノトリフネの三柱の神が、アマテラスに天界から派遣されて、地上を譲るように迫った「国譲り」神話に由来する歴史ある神社で、神栖の名の由来は神之池と息栖神社のそれぞれの1字をとったものです。

息栖神社
鹿島神宮の南の一の鳥居を兼ねると言われている
息栖神社の鳥居

常陸国風土記によると、ヤマトタケルノミコトが水辺と台地の入り組んだ様子を「なめくわし」と表現したことが、市の由来とされている「行方市」。
霞ヶ浦・北浦と2つの湖に挟まれた水辺の街で、霞ヶ浦湖岸の一部は水郷筑波国定公園に指定されています。
また、伝統漁法であった帆引き船が、観光用として復活し、毎年夏から初冬にかけ美しい霞ヶ浦に彩りを添えるようになりました。
自然災害も少なく、温暖な気候から、一年を通じて80品目を超える農産物が栽培されています。

行方市湖畔沿いから望む筑波山



観光帆引き船。
通常は白ですが特別な催し物の際には
七色の帆引き船が出没することも…

東は鹿島灘、北は涸沼、西は北浦に接している鉾田市。
海水浴やサーフィン、ヨット、釣りなどのメッカであり、またメロン生産高日本一の街です。



5市を繋ぐマラソンのスタートは行方市にある
北浦公民館。

鹿行大橋のすぐそばにあります。

スタートは早朝5時、朝日の昇る前。
(大会当日の日の出予想時間は5時52分)

コースは、行方市→鉾田市→行方市→潮来市→神栖市→鹿嶋市→行方市
途中、鉾田市と行方市を結ぶ鹿行大橋や、鹿嶋市と行方市を結ぶ北浦大橋など、湖にかかる橋を渡るのも魅力の一つかもしれません。


途中、6か所の関門もあり
100キロを14時間以内にゴールしなければなりません。

【関門地点と制限時間】
34km地点 白浜ウォーキングセンターで5時間(AM10時)
49km地点 延方公園で7時間(正午 )
59km地点 息栖神社で8時間30分(PM1時30分 )
70km地点 豊津まちづくりセンターで10時間(PM3時)
85km地点 白浜ウォーキングセンターで12時間(PM5時)
95km地点 北浦湖畔公園で13時間15分(PM6時15分)

ゴールまで14時間(PM7時)で100キロ走りきるという超人的マラソン。

第1回目のトップタイムは7時間4分7秒(女子は7時間49分24秒)
第2回目こそ、コロナで中止となりましたが
第3回は、コロナ対策を十分踏まえ実施され、トップタイムは6時間57分36秒。(女子は9時間38分14秒)

第4回目はどんな記録が出るのか。
男子396名、女子36名、計432名が参加する予定です。

今年も朝日の中を駆け抜ける勇者たちの走りが
とても楽しみです。


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