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食べることは、日々を生きること

誰のためのでもなく、じぶんの生きている記録として、朝ごはん日記をはじめようかなとふと思いついた。

スケジュールの都合上、必ず毎日食べているわけでもないので、たぶん毎日更新するわけではないけれど。

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そもそも、わたしはいつの頃からか、朝ごはんをあまり食べなくなった。ギリギリまで眠って、バタバタと準備をして家を出る。気づけば、そんな生活が日常になっていた。

朝ごはんを意識して用意するようになったのは、同僚との会話がきっかけだった。

夜型だからなのか、朝よりも夜の方が書くことも、仕事もはかどる。寝る時間も深夜を過ぎる。だからこそ、朝はテンションが低いし、起きるために何度もアラームをスヌーズする。

そんな今をなんとなく変えたかったときに提案されたのが、「朝ごはんを用意すること」だった。

もっと正確に言えば、「じぶんの楽しみになる朝ごはんを用意すること」。

わたしは食べることが好きで、おいしいものを食べれば心が弾む。おいしいものを食べるために、手間暇かけて料理をすることもある。手が込んだものでなくても、じぶんでつくったお味噌汁とごはんを食べるとほっとする。

だったら、楽しみになる朝ごはんを用意してみたらいいんじゃない?と提案されたのだ。

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実際にためしてみたところ、これが予想以上にわたしにはハマっていて、美味しい朝ごはん、じぶんの食べたいものが用意されているというだけで、朝起きる億劫さがずいぶんと減った。我ながら、現金だなぁとも思う。

だけどこの経験を経て、わたしにとって食べることはとても大切で、心地よく生きていくために欠かせないものだということを学んだ。

だから、へこんだときも、深海魚のように海の底でゆらゆらしているときも、悲しみから逃れられないときも、忙しくてしっちゃかめっちゃかなときも、できるだけじぶんのためにごはんを用意する。怠らない。

そうやって生きている記録を残しておこうかな、というのがこの朝ごはんの記録です。

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2023年2月16日
スマホに残っていた一番古い朝ごはんの記録。

左から順に時計回り。
・地元のおじいちゃんがつくったキムチ
・菜の花のお味噌汁、あげ玉付き
・白滝とネギの炒め物
・もち麦ごはん
・韓国海苔

仕事でおとずれたマルシェで販売されていた、地元のおじいちゃん手作りのキムチ。生姜がよく効いていて、唐辛子もかなり辛いけど、昆布なんかの出汁がしっかり出ていて、ごはんとよくあう!

仕事のタイミングが悪くてキムチを買えなくて残念だなぁと思っていたら、帰り際にまさかのお土産としていただいてしまった。うれしくて、早速朝ごはんにも登場させた。心がほくほくする。

ごちそうさまでした。

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