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偉人は"文字"を残さない

無知の知っていいと思いませんか? … 字面萌え

どうやらソクラテス自身はそういう表現はしていなかったみたいです。というより、ソクラテスっていう哲人は自身の著書を残していないんです。

ソクラテスをソクラテスたらしめたのは、その弟子たちが残した著書にソクラテスを登場させたからです。

ーーー 偉人は決まって "文字" を残さない。

イエス・キリストも文字を残してません。

聖書はキリストの死後(5、60年くらいたってでしたっけ?)弟子たちが、色んな逸話を集めて作ったものです。

釈尊もやっぱり文字を残すことをしませんでした。

言葉は、生きていますから。

その瞬間その場所で、意味が息づくのでしょう。

著者が偉大であるほど、妄信的に文字に固執してしまいます。それが、きっと彼らにははじめからわかっていたのでしょう。

大事なのは文字ではなく、言葉に内在する意識なのだと。

自然は流転します。

何一つとして同じものはなく、変わらないものは風化します。変わらないように見えるものは、本質的に内在しているエネルギーによって常に循環し再生を繰り返しているのです。

文字は変わらない ーーー だから、風化する。

発せられる言葉たちはエネルギーに満ちアップデートを繰り替えします。

noteに文字を記録している自分と

文字を残さなかった偉人と

風化していく文字たちのことを想ふ

りなる

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