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未来から今をみるとき
「正解は未来にしかないんだよ」という話をしました。正しさには実体がなく、それは常に未来から今を見たときに結果として「あぁ、正しかった」と思うだけのことだからです。
結局のところ未来にいけばいくほど、むしろ「正解」しかなくなっていく。あのとき間違った選択をしてしまったと思うかもれないけれど、人生を大きな時間軸で俯瞰するほど、あのときの選択が本当に間違っていたかなんて益々わからない。間違った選択をしてしまったからこそ掴んだ成功もあるし、その失敗から多くの学びがもたらされたと感じることは少なくないはず。「正しい」選択や「間違った」選択をしたことで得られたものと得られなかったものを比較することなんてそもそもできないのだから。あるのはあらゆる選択の体験が今につながっているということだけ。
それは結局、未来からみた今には「正解」しか存在しないということと同義になってしまう。だから過去を分析する知識を磨いたり、未来を切り開くスキルを習得したりすること以前に、自身の今を「ただひたすらに観る」心を育むことがとっても大切なんです。
失敗はその視点でみれば失敗ですらないし、そもそも成功と失敗の垣根などはじめからない。そうすると成功と同じくらい「失敗してもいい社会」であることはとっても大事だし、失敗を自分に許容できることで、人生はずっと楽になる。そんな風なところでわたしの思い描く世界もつながっていく。
りなる
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