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夫婦で信者だったが、辞めたくなった時に読む記事①

こんばんは。

note界隈でもかつてエホバの証人だった人が、
「宗教2世」としてどのような人生を送ってきたのかを
次々と公開し始めています。

そして、今エホバの証人として生きることに疑問を抱いている人に向けて、
有益な記事をどんどん書いてくださっています。
これは、本当にありがたいことだし、
私自身にとっても、とても勇気づけられるのですが、

自分の状況と類似したケースでの経験談を見る機会はまだない、
というのが現状でもあります。


宗教2世の方の経験を読んでおりますと、
・この組織の世界から抜け出して、社会へ出ていくことの恐怖
・信者である親との決別
・決められた生き方ではなく、自分で人生を選択していく責任感
といったテーマが問題圏になっているように感じます。

メイン層となるのは、独身の若者です。


しかし、
信者としてある程度の年月を過ごし、
教団でのそれなりの役職を得て、
同じ教団内で出会った異性と結婚した。

その後で、
教団の方針や教義について疑問をもつようになり、
辞めたいと思うようになる。

というパターンもあるのではないかと思います。


ここでの問題は、
端的に言えば、
組織を脱会することが夫婦関係の破綻に直結しうるという恐怖
です。


私自身、この組織に対して疑問を持ちながらも、
数年間活動を辞めることができなかったのは、
ひとえに妻も信者であり、
自分が活動を辞めることにより、
妻との関係性が間違いなく悪化するだろうという事態が
容易に想像されるからに他なりません。


おそらく、
私と同じような境遇に陥っているがゆえに、
組織を抜けることができないという信者さんは
けっこう居るのではないかと思っています。


この宗教はやめたいけれど、
配偶者のことは大切だし、離れたくない。


おそらく、宗教と縁のない方からすると、
宗教をやめるだけでどうして夫婦関係に
そこまでの影響があるのか
理解できない方もいらっしゃることと思います。


個人的には、
このエホバの証人という宗教は
結婚することで一気に脱会の難易度が上がる
と思っています。


その難易度は、
あなたが何を求めているかによっても変わります。

・夫婦揃って脱会することを願っているのか
・結婚という形を続けながら、自分だけが活動を辞めるのか
・それとも、この関係に終止符を打って、1人出ていくのか

いずれにせよ、
茨の道になることは必至です。


結婚、夫婦関係という状態は、この教団の教義と複雑に結びついており、
それが脱会を思いとどまらせる絆(ほだし)となっている
ためです。

これについては、今後解説していきます。


とは言え、
こうした問題を実際に経験した私としては、
一番やってはいけないと思うことが一つあります。


それは
あなた自身の意思を殺して、
配偶者のために生きる人生を選択する

ということです。

「本当は辞めたいけれど、妻(夫)が悲しむから、相手のために自分はこの組織で活動を続ける」

こうした生き方は、いつかどこかで行き詰まります

たとえ、辛い別れを迎えることになったとしても、自分の信じる道を行く。
どれだけ時間がかかったとしても、最終的には自分の思いを貫く。

エホバの証人として長く生きてきた方ほど、
これをするのは本当に厳しいものがあります。

しかし、
誰かのために自分を犠牲にして生きる
というのは、
自分の人生の責任を引き受けることを放棄していることと同じなのではないかと思うのです。
※「誰かのため」が「自分のため」である場合は別です。

どうか自分の人生を生きることを諦めないでください。



この組織を抜けたいと思っているけれど、
現時点では、配偶者と決別する覚悟がない
という方もいると思います。

今は、それでも全く構いません。

むしろ、今の配偶者と別れるのはどうしても嫌だ
と思われるのであれば、
違う戦略が必要になってきます。


いかなる状況であるにせよ、
この組織から一定の距離をとるため、
あるいは完全に脱会するために
まず始めるべきことがあります。

これを今後の記事で少しずつ紹介していきます。


今後の更新予定


まず、一般論として
脱会のためにすべきことを順番に説明していきます。

そして、次に
こうした脱会のための活動をしていく中で立ちはだかる壁、
メンタル面での課題について触れていきます。

最後に、
今後新たな人生をどのように生きていくのか、
この経験を通して得たものとは何か
といった将来に焦点を当てて書きたいと思います。


道は開ける

このnoteをご覧になっているということは、
組織に疑問を持ってしまった
しかし、自分の疑いが確信のあることなのか
まだはっきりしない。

自分は、間違った道に足を踏み入れてしまったのだろうか。
といった不安でいっぱいの方もいると思います。

あるいは、
辞めたくても、信者である配偶者のことを考えると、
辞めるなんて絶対に無理だ。
と感じているかもしれません。


そのいずれも私は通過して、今があります。

大丈夫です。


どんなに未来が真っ暗に見えても、道は開けます。
そして、その道を切り開くのは
エホバでもなく、
私でもなく、
あなた自身です。


どんなに不安がいっぱいでも、真っすぐ自分の道を信じて

坂井泉水「マイフレンド」


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