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【北米漫画市場まとめ】「となりのトトロ」が舞台化、快進撃続く「Spy & Family」、東京リベンジャーズ後のヤンキー漫画

日々の北米漫画市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も歓迎です。


「となりのトトロ」、イギリスで舞台化

ジブリの名作「となりのトトロ」の舞台化が決まりました。しかもいきなりイギリス!北米とは違うのですが英語圏の動きとして、かつ日本のアニメ・漫画のメディア展開としてて非常に興味深いです。しかもロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの制作。パペットクリエイターが参加するので、トトロはパペットになりそうです。
正直、どのような規模になりどの程度の集客見ているかわからないのですが、英語版かつ市場規模を考えると日本と北米ぐらいは公演するのではないでしょうか?というか「トトロ」レベルの人気になるとこのぐらいの座組でないともはや舞台化できないのでしょうかね。。。。。

参考までに英語版の記事です。

https://www.animenewsnetwork.com/news/2022-04-27/totoro-film-gets-1st-stage-play-in-london-by-royal-shakespeare-company/.185038


セーラームーン、NYCのパレードに参加

こちらも根強い人気のIPによる海外展開です。"Pretty Guardian Sailor Moon" The Super Liveのキャストが、ニューヨークの「Japan Parade」に参加するとのこと。「Japan Parade」はNYのJapan Dayにあわせて開催されるパレードです。日本に関心を持つ人が集まるため、一段のIPの普及が期待できます。(というか新型コロナウイルスの感染拡大の中でキャストが実際に現地に行けるようになったことがうれしい。。。。。)


快進撃続く「Spy & Family」

アニメが始まり、単行本の売上高も好調な「Spy & Family」。英語圏でも好意的に受け入れられているようです。

そして、単行本の表紙のデザインに注目したこんな記事も


ジャンル分けの難しさ 「Heartstopper」はBLか?

BL関連で面白かった記事がこちらです。Netflixで配信が始まった「Heart Stopper」。もともとはWebtoonが原作ですが、ドラマ化となったことで改めて注目を集めました。そのときグーグルで検索するとジャンルが「BL」と出てくるとのこと。熱心なファンがそのジャンル分けに異議を唱えています。
記事によると特に英語圏では「BL」というと日本のBLを源流としつつもどちらかというと18歳以上が読める性表現が多い作品のことを指すモノとして使われているもよう。ところがHeartstopperはそうした性表現はほとんどなくNetflixでもR12とされています。そのため「BLとするのはおかしい」という主張です。

なるほどなーと思う一方でジャンル分けは難しいなと思わされました。というのは、日本ではこのHeartstopperは「BL」の文脈で紹介されているからです。むしろこれがBLじゃなかったら何がBLなのかというぐらいBLなのですよね。今後、多くの作品が出てくることでこういうジャンル分けに困る作品は増えてきそうですよね。


なぜ少女漫画原作のアニメはめったに主流になれないのか

こちらも興味のある人に向けて。日本からいろいろなジャンルのアニメが海外に配信されていますが、その中で少女漫画原作のアニメが少年漫画原作のアニメに比べてめったに主流になれないのはなぜか、というのを分析した記事です。これは原作漫画の売り上げも左右するので私は気になります。


「東京リベンジャーズ」の人気はヤンキー漫画の復興につながるか?


国内外でヒットした「東京リベンジャーズ」。この人気が、ヤンキー漫画ジャンルの復活につながるかという分析記事。私も気になっているのですが日本の漫画市場ではどうなのでしょうか?東京リベンジャーズのあと、ヤンキー漫画増えているのですかね。


追加

この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです

Webtoon市場は元気ですねー。個人的には聴いて楽しむマンガアプリ『comipo』に期待したいです。Webtoonでも関連のオリジナル音楽が出ていますが、その世界観を物語でも音楽でもフルに五感で楽しめる感じです。1990年代に多かったドラマCDとかキャラクターソングもどんどん出てきてほしいです。

今週はここまでー。引き続きよろしくお願いします。

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