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73冊目:祈りが護る國日の本の防人がアラヒトガミを助く- 保江邦夫

ロシアによる日本侵攻作戦

ロシアの軍部は北方領土からに北海道に侵攻する計画を立てていたが、日本びいきとして知られるプーチン大統領がその計画に躊躇し、結果として戦争の標的をウクライナに変更したという内部告発のニュース記事。

1ページ目から、かなり怖いニュースで始まりましたが、そこから日本を護ることについて話が展開していきます。

日本を護る防人になるために

「なにかのマチガイ」を止めない

自分の体が勝手に動いたり、ふと言葉が出たり、急に思いついて決断したりする時には、きっと何か意味があるのです。…「しまった」と思っても、その流れでもう少し続けてみる…

本文より

人生を左右するような出来事は、計画通りに物事がいかなかったり、一見意味のない自分の無意識の行動から起きたりする。

やりたくないことはやらない

これは自分に優しくするということ。自分がやりたいことをやる人が増えれば、多様性のある社会になり、人の許容度が高くなる。そうするとみんながハッピーになる。結婚したくない人はしなくていい、嫌いな教科は勉強しなくていい。

そして、やりたいの自分には無理だと思うことは「ただ逃げている」だけ、やりたくないことをやらないことは「逃げるが勝ち」

根拠のない自信を持つ

これは自信を持つことではなく、根拠のない自信を持つことが大切ということ。逆に根拠のある自信は鼻について周囲から嫌われるそうです。

著者は美女の多かったフランス語会話の授業をとり、カッコをつけたくて根拠のない自信を持った。それから「クラスでトップだ」と言い張り、その後ジュネーブでフランス語で授業した。

周囲の人にすごい人間だという印象を植え付けるのに、本当にすごい人になる必要なんてありません。ただ、すごいという自信を持って応対すればいいだけです。

本文より

つまり根拠のない自信は「優秀さ」と「親しみやすさ」の2つの印象を人に与える。

そして根拠のない自信を持って「人がやらないことをする」

人生なんて、所詮はお遊びです。お遊びだから、自分の好きに生きていいし、飽きたら走って逃げればいいのです。

本文より

正しい行いをする

シスターや僧のような修行をする人たちがいる。といっても過酷な修行ではなく、一見普通の暮らしをしているように見える。

彼らにとって修行とは?

「考えないで行動することが修行なんですよ」

シスター渡辺

修道院長に言われたことに意見することなく、自分の思考を挟まずに行動する。

そして理不尽なことや正しくないと思うことを命令された場合には、「やりたくないことはやらない」、戒律に違反していてもその時は破っていい。その時、自分の覚悟や神様の手助けが必要になる時もある。

最後に

最後にこれらをすることに何の意味があるのか。これは自己啓発本ではないので、この行いが個人に良い影響を与えるとかを説いているわけではありません。

これらの行動はまず、私たちに右脳的、直感的な生き方をするように、そしてそれが日本のためになることを示唆しています。

そして著者自身が行なっていることや大学時代の面白エピソードも満載でとても読みやすかったです。

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