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言語が上達する人の共通点②

前回は、言語が上達する人の共通点として「目標設定」を紹介しました。今回はその続きです。

共通点その②は「継続」すること。TED talkの動画でも、上達に重要な要素として「忍耐」を挙げていました。語学学習の効果が出るまでには一定の期間を要するので、継続して行うことはとても大切。上達した人たちは、どうやって継続できたのか?いくつか紹介したいと思います。

継続のコツ①:楽しむこと

つらいことと楽しいことであれば、どちらが続くでしょう?大抵の人は楽しいことだと思います。語学学習も楽しければ続けやすいのは当然。自分が楽しめる方法を探す一番簡単な方法は、自分の好きなことと繋げること

ある人は洋楽が好きで、とにかく毎日洋楽を聞き、好きなアーティストのお気に入りの歌があれば歌詞を書き出して分からない単語をひたすら調べました。結果、英語の自然な発音やリズム、語彙や表現が身につきました。

またある人は、裁判の傍聴が好きで、日本語で傍聴した内容をすべて英語で記録していました。結果、語彙が増えたほか、論理的に文章を構成する力がつきました。

わたしの経験では、TOEICのリスニングの点数を上げたい時に「ENGLISH JOURNAL」という雑誌の芸能人のインタビュー音声を使いました。TOEICの学習教材よりも興味があるものの方が続けやすいからです。リスニングやシャドーイングを繰り返していたら、満点近くまで上がりました。

このように、何かしら自分の興味のあること・好きなことと関連する学習を行うことで、嫌々ではなく「自分からやりたい!」と思えるため、ぐっと継続しやすくなります。

継続のコツ②:実現可能な学習計画を立てること

人それぞれ目標や悩み、学習方法が異なる中で、学習者さんの生活スタイルも様々です。朝から晩まで忙しい方と、比較的時間に余裕のある方では、取り入れられる学習方法は異なります。無理な学習計画を立てると、実行するのが困難で心が折れてしまいます。。

例えば、リスニングを伸ばしたいという学生Aさん社会人Bさんがいるとしましょう。

学生Aさんは、大学の授業に合わせてバイトやサークルの予定を立てているため、毎週だいたい同じような予定で過ごしています。火曜日と木曜日は授業が2限目からなので、朝にNetflixで好きな海外ドラマを見ています。同じ話を火曜日は日本語字幕付き、木曜日は字幕なしに挑戦します。

社会人のBさんは、残業することも多く平日は帰りが遅くなることもしばしば。そんな日は疲れて学習どころではないので、帰宅後に学習の時間を作るのは難しいです。そのため、毎朝通勤の30分を使って英語のPodcastを聞くようにしています。また、時間の取れる週末には洋画を見るのが楽しみです。

といったように、自分の生活スタイルに合わせて無理のないように取り入れることが大切です。わたしは上述のTOEICリスニング特訓を3か月続けたのですが、予定が流動的だったので「1週間の内、2回は必ず行う」というゆるい計画を立てることで無理なく続けていました。またその期間中は毎月TOEICを受験していたので、試験日が近づくと「今日はちょっと長めに頑張ってみよう!」とメリハリがつきました。

普段の生活を振り返って、「固まった時間は作れるか?」「どこか使える隙間時間はあるか?」「その時間の中でできることは何だろう?」と考えてみてください。自分に合った方法が見つけられるはずです。

まとめ

さて、今回は上達するために大切なこととして「継続」することを、そして継続するためのコツとして、「楽しむこと」と「実現可能な学習計画を立てること」を紹介してきました。

前回の記事で紹介した「目標設定」と併せて、学習方法を振り返る参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました:)