リクシルか?TOTOか?

さて、
リクシルか?TOTOか?
どちらも似たような銘柄ですが
違いを見ていきましょう。

5938リクシル
トステム、INAXなど5社が統合。
日本最大の住設機器・建材メーカー。
コア事業に集中。

5332TOTO
衛生陶器最大手。
浴室など水回製品に強み。
大建、YKKAPと提携。海外注力。

といった感じです。
国内シェアではTOTOが6割程度占めており
3割程度のリクシルに対し
大きめのアドバンテージを持っています。
端的に端折ると、
リクシルは海外展開なども積極的で
トータル売上金額はリクシルの勝ち
経費がかさむのか
営業利益率はTOTOの勝ち
で、
成長率はリクシルのほうが高かった印象ですが
昨今では逆転する見方もあるようです。
年収にしてもリクシルは1000万近くあった気がしますが
最近は600万円台とかかなり減収されとるようです。
先述のとおり利益率がリクシルのほうが弱く
材料費高騰など経費で利益が圧迫されたら
わりかしダメージが大きいのが
リクシルのほうなのかもしれません。

リクシルのパブリックイメージの期待値として
グローバル化によっての高い成長率があります。
私なんかもコロナの時に
日本の便所(水廻り)の清潔さに改めて感動し
世界でも きっとリクシルが普及していくと感じていました、が
そこは簡単なモノでもなく
海外は日本とは違った風土(水質など)があり
下水などインフラからの整備が必要になっている現状があり
普及迄に至らないジレンマもあるようです。
つまり、
世界的に環境(衛星)意識が高まりインフラが整えば、
リクシルは爆発する可能性も秘めています。

リクシルがイマイチ乗りきれない株価で甘んじているのは
海外展開の足踏みも影響を受けているのかもしれません。
海外展開の主な懸念材料は以下のようなものがあります。
・世界的な水不足
・水質問題
・ユニットバスが多く、電気系統の導入の困難さ
・世界中でトイレがある国は50%程度
・海外ではトイレットペーパーや便器がパクられる
など
インフラや治安などの根深い問題点があるようです。
私なんかはトイレがない国での普及に魅力(夢)を感じますが
なかなか布教も簡単なものではない、ということでしょうか。
勿論、TOTOも海外展開は行っており
日本の高い衛生意識が評価されたら
2銘柄とも跳ねるポテンシャルはあるのかと思います。

株価に関しては
このような比較となってます。
水廻りなどの同業他社に「クリナップ」もあるので比較しています。
その他、パナソニックなども普及していると思います。
株価でみるとTOTOが頭一つ抜けて高いところにあります。
信用倍率もTOTO4倍に対してリクシルは約25倍と高く
上値が重い銘柄となっています。
逆に?捉えるとリクシルは上がると下がるので
ボックス相場を作りやすく
スイングではわりかしイージーに含み益が作れる銘柄、という
イメージもあります。

結論、TOTOとリクシル どちらがいいか?
ということですが
強者(安定)はTOTOな気がしますが
私としてはリクシルの成長性に賭けてみたい、と
魅力(ポテンシャル)がリクシルにはあると感じています。
個人的にはリクシル(の製品)が好き、ということです。
世界で戦えるクオリティの商品だと思います。
しかし、
リクシルが手放しで良い会社か?というと
そういうわけでもなく
不正会計問題だったり お家騒動があったりと
なかなか船頭が多いのか分からないですが
とっちらかった印象もあったりなかったりするわけです。
つまり、
TOTO(安定)もリクシル(成長)も
どちらもベットする価値はあるかと思うような2銘柄、と
そういうことでしょうか。
この両銘柄については優劣では測れない
双方の魅力があるかと思います。
とはいいつつ、昨今では
どちらも似たような経営になってきているようにも感じますが。

割安感も最近では双方 株価も下がっているので
似たりよったりな部分があるかと思います。
長期投資家ならリクシルはわりかし高配当を維持するので
配当5%オーバーは魅力的に映るのかもしれません。
ココだけの話?ぶっちゃけ?私としては
今のリクシルは女房を質に入れてもレベルで
「カイ一択」な気もするわけですが
相場には魔物がおるわけで
何が起こるのかなんて分かるわけが無いわけです。
TOTO、リクシル、
「どっちか」ではなく
「どっちも」でええんでないでしょうか?
両方墓場まで持って行っていい優良銘柄だと思いますヨ!
以上です。
・・・
最後までご視聴いただき有難うございました。
相場は自己責任で命を張りましょう。
それではみなさん また見てね!

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