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短時間で結果を出したいワーママが激務を乗り切るための3つの心がけ

「一体全体どうやって仕事まわしてるんですか!?」
と聞かれることがある。

子どもを産んでからは特に、昔みたいに残業して仕事を終わらせることもできなくなった。

出社の日も、17:30には疾風のごとくオフィスをかけ去り、電車に飛び乗ってお迎えに行く日々だ。
あまりにも忙しい時期は夜な夜な持ち帰ったパソコンを開いてカタカタする日もあるが、それも頻度としては1か月に1回程度。

というかむしろ、自宅に帰ってからの方が家事に育児に忙しいので、パソコンを触る暇なんぞない!というのが真実だ。
結果、子どもを産んでからの方がやはり勤務時間は圧倒的に短くなっている。

そんななか、例年平均以上の評価をもらい、給料をあげ、ポジションをあげ、今年は管理職になった。

周りが「どうなってんの?」と感じるのは当然のことだろうと思う。自分でも正直言語化できていなかったので、何が起きているのかを紐解いてみることにした。

1.上司のカレンダーを見る

これは私がいつもやっていることだが、周囲に話を聞くとほとんどの人が「会議設定するとき以外上司のカレンダーなんか見たことない」という。とても不思議だ。

上司のカレンダーをみると、自分の1つ上の階層で何が起きているかが分かる。

例えば、半年後に始まると聞いていたプロジェクトAに関する会議について上司とその上司が話している。おや?これってもしかしてスタートが早まる?とか。やたらと部署Bの人と話しているけど、なんでだろう?とか。

自分が直接聞いてはいないが、これから恐らく自分の所属チームあるいは自分自身が巻き込まれるであろう案件の動きが分かるというのはつまり、指示される前に察知して動ける、ということだ。

私の場合、おっとどうやらプロジェクトAに動きがありそうだぞ?と思ったら、自分から上司に「なんか最近プロジェクトAの話って進捗あります?」と聞く。

そうすると、上司から「いや、実は早まりそうで…」という話が開示される。そのうえで、こちらから「じゃあ先にこれだけ準備しときますね!」と提案するとどうなるか。

めちゃくちゃ気の利く部下だと思われるうえに、仕事を少し先取できるので、急な依頼を減らすことができるのだ。
いいこと尽くし!

2.やらなくていい仕事を定義する

多分真面目な人ほど、抱えたタスクをすべてこなそうとして奮闘していることだろうと思う。私はというと、現状与えられた仕事の半分は消している。

どういうことかというと、仕事が発生したらまず「本当にこれってやる意味ある?」という思考を挟んで、いわゆるNice to Have(あったらいいな)案件は”不要”あるいは少なくとも”また半年後に要不要を再検討”などとしてしまう。

こう書くと、それってマネージャーだから、裁量権があるからできるのでは?という声が聞こえてきそうだが、何を隠そう当時28で普通のプレーヤーだった時も、私は当時の部長から「りーさんって、仕事の7割勝手に切ってるよね?」と指摘された過去がある。ばれてる…!と思ってかなりヒヤッとした。

ただ、その時部長からは「それでも大事な3割をちゃんと見抜いてやってくれてるからいいよ」と言ってもらえた。

もちろん、勝手に切るのは良くない。(プレーヤー当時は本当に忙しすぎて、勝手に切り捨てていた・・・)
大人になった今は、与えられた仕事をする前に一度思考したうえで、上長に「今あるもので代用できることが分かりました!(なのでやりません)」とか、「こういう理由があるので、優先順位は落とします(たぶんやりません)」とか、そういうコミュニケーションをしている。

やらなくていい仕事ができるというのは、つまり本当にやるべき仕事に注力できるということ

大事な仕事をしっかりこなしていれば、少々些末な案件を捨てても目立たないし、逆に優先順位を付けられるというのは評価に値し、信頼されることにつながる。
これは自分がマネージャーの立場になって部下をみていても感じることである。

3.上司に放置してもらう

個人的には、これがめちゃくちゃ大事だと思っている。

ここでいう放置というのは、「安心して任せてもらう」という意味だ。
上司は不安になるとどうしてもマイクロマネージしたくなる。細かい口出しが増え、やってないこと・できてないことが気になりだす。

部下としては非常に動きづらくなるのは想像に難くないだろう。
やることが増え、細かい指示が増え、ホウ・レン・ソウが増え、時間だけが過ぎていく。

上司の信頼を勝ち得、任せてもらえればこそ、仕事に埋もれず過ごせる環境を手に入れられるのだと思う。

そのためには、ここまでに述べたように、「よく気がつく部下だな」と思われ、「仕事を先取り」し、「突発的な仕事や意味の薄い仕事を減らし」、「本当に必要なことだけに集中」することで結果を出しやすくするのが大事。そう考えている。


”忙しい”といっても千差万別なので、上記3つの汎用性がどこまであるかは不明だが、激務じゃ!まわらん!時間がない!という同じ状況の方に、もし1つでもヒントになったら嬉しい。

そしてできたら、私と同じように、一緒に試行錯誤する皆さんの仕事効率化のヒントもぜひ教えてもらいたい。

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