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4歳男児、2つ目の習い事。【才能】と【憧れ】で選んでみた。

息子が新しい習い事を始めた。

これまでは、以前記事にもした英語アプリ「トド英語」のみ。
好きな時間に好きなだけやるスタイルで、あっという間にリスニング能力がついてきたので、隣で見ながらびっくりしていた。
少しずつ聞いた音を滑らかに発音することも増えてきている。

そして今回新たに始めたのは、ヤマハの幼児科(4,5歳コース)。

私自身、3歳からヤマハに通っていたこともあり、習い事として身近な選択肢であったこともあるが、今回息子が通うことを後押しした理由は大きく2つある。

1つ目は、何より息子の強みである「耳の良さ」。
英語にもつながっているが、親の欲目を除いても、聞いた通りの音をとらえること、またその音を表現することが得意なので、今のうちに「音」に関わらせたいと思った。

夫曰く、男子はいずれ「モテたい一心で楽器を演奏するもの」だそうなので、いつか思春期に何かしたいと思った時に、楽譜さえ読めればどうにかなるだろうという余計な親心もある。

2つ目は、息子の「憧れ」だ。

少し話題はそれるが、先日通っている保育園で驚く話を聞かされた。
普段積み木やブロックばかりで遊んでいる息子が、お友達が竹馬の練習をしているのを見て急に目を輝かせ、「どうしても乗りたい!!!」と申し出たらしい。

ただし、急に竹馬に乗る練習をするのは危ないので、練習する権利を獲得するために、いくつかの段階を踏まねばならない。

まずは「パカポコ(紙コップを逆さにして紐がついている超簡単竹馬みたいなやつ)」に乗れるようになること。
それができたら次は、一本下駄で歩けるようになること。さらに一本下駄で10メートルこけずに歩けるようになること。
それができるようになって、やっと竹馬を触らせてもらえるシステムだという。

息子は、パカポコはクリアしていたものの、一本下駄は履いたことがなく、そこからのチャレンジだったらしい。
なんと、何度も何度も失敗したり派手にこけたりしながら、一心不乱に練習し続け、その日のうちに10メートル以上歩けるようになり、見事竹馬へのチャレンジ権を手にしたのだという。

親としてこんなに嬉しいことはない。
竹馬かどうかは問題じゃない。それほどまでに興味を掻き立てられるものに出会えたこと、そして実際にがむしゃらに取り組む経験ができたこと。それは本当に、彼にとって宝のような経験になったことと思う。

ここで習い事の話に戻ろう。

「楽器」は息子にとっては憧れだ。それはお気に入りのOfficial髭男dismの影響が大きいかもしれない。彼らの歌を聴きながら、廃材でギターを作ってかき鳴らしたり、楽器店のお試しコーナーでプロさながらの雰囲気をまとって(めちゃめちゃ笑える)電子ドラムを打ち鳴らしたりしている。楽器を演奏することはすなわち、彼にとってとても「カッコいいこと」なのだ。

「興味」や「憧れ」はピュアな原動力だ。
しかしどんなに好きなことであっても、人は必ずどこかで壁にぶち当たる。
思ったようにいかない、練習してもうまくならない、人と比べて自分は下手だ、そうやって苦しむ時が絶対にくる。

でも原動力と気持ちがあれば、そんな時でも「あと1歩だけ頑張ってみよう」と思える瞬間がある。そして実際のところ、あと1歩頑張ってみたら意外とできた!ということは多いのだ。

息子には、憧れや好きという気持ちを原動力に、どんどんチャレンジし、失敗し、それを乗り越える経験をしてほしい。

そんな気持ちで今日も、ヘッドフォンをして家の電子ピアノの鍵盤をたたく姿をみている。



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