気づいたら、食事が「一汁一菜」にたどり着いた話(1)


「食事作るのが面倒なんですよ」

食べる専門で生きてきた自分が
一人暮らしになってぶち当たっている日常の課題。

大学生の時に初めて1人暮らしをした。
その時は
・「初めての1人暮らし」での新鮮さ
・時間もあるので「工夫して作ろう」という「時間的余裕」
・好きな子に料理を食べさせたい「邪念」…等々

色々あって楽しんでいた時期もあったが
社会人になり、色々あって一人暮らしになり
それも年月を重ねると
「新鮮さ」、「時間」、「邪念」よりも
「面倒」が上回るようになった。

しかも保育士時代に12時間以上働くことが常態化された
「ピュアブラックな職場」
になると
作ることもだけでなく、食べることも面倒になった。


スーパーに寄れる時間があれば「スーパーの弁当」
それができなければ「冷凍うどん」
という生活が続いていたので
「食事を作る=面倒くさい」がデフォルトになっていた。
(ちなみに、ピュアブラックな場所からシャバに戻ったら、食べることの素晴らしさを改めて感じることができた…が)

とはいえ、1人暮らしで毎日外食というわけにもいかず
保育士を辞め、都市から離れ
・新潟の山の中
・岡山の山の中
・鳥取の里の中
で生活しているとそもそも「外食する場所がない」という問題にぶち当たる。
なので「食事を作る」は面倒でもしなければいけないという「Mustな状態」となっていた。

「では食事を作るの何が面倒なのか?」

そもそも、「食事を作る」の何が面倒なのかを
改めて自分の中で色々洗い出してみた。

・刃物が得意じゃない
・台所掃除が面倒
・掃除が好きではないのに掃除箇所が増える
・ちょっと放っておくと変なニオイがしてくる
・洗い物が多い
・ちょっと手が混むと調理道具を多く必要とする
・メニューを考えるのがめんどくさい
・別にオシャンティな料理は食べなくてもいい
・毎日同じメニューでもあんまり問題ない
・調理道具が多いと移動(引越)が面倒になる
・調理道具がいろんな形があるので収納が面倒くさい
…等々

あげればキリがないのだが
とりあえず、料理を作ることも台所にいくことも
別に魂が燃えないのだ。
(「作る」も必要なことが十分に承知しているのだが…)

「仙豆があれば、それでいい」

自分にとって食事は「栄養補給」とともに「コミュニケーションツール」だと考えている。1人暮らしが長く、食事時に「コミュニケーションを取ることがない生活」をしていると、それほど時間をかけずに「サッと終わらせて別のことをしたい」のだ。

サッと食事が取れて、栄養価が高いもの…

何か無いかな…
なにかないかな…
ナニカナイカナ…
ナニ〜カ、ナイカ〜ナ…

色々考えた挙句、最後にたどり着いた先が

「仙豆(ドラゴンボールに出てくるスーパーフード)があれば、それでよくね?」

だった。

どんなに戦闘で傷ついても
どんなに腹が減っていても
どんなに飯を食っていなくても
あっという間に回復するスーパーフード「仙豆」

「そう、仙豆だよ!」
これがあれば問題解決やん!
じゃ、仙豆を探しに行こう!

…とはさすがにならない。

「仙豆」は今の所、「架空の食べ物」だ
じゃ、今から「仙豆の開発をするか!」という気持ちにもならないし
興味も作れる可能性も感じられない。

現実的な話になると、「仙豆的な食事を構築する」
というところに行き着いた。
これ食えば栄養が偏らないという「仙豆級の完全食」
があればいいのだ。

「これ一個食えば全ての栄養が取れる完全食」は
栄養学に興味がない自分にとって今の所たどり着いていないし
今後もたどり着かないだろう。
そういえば、「1日30品目食べましょう」とどっかで聞いたり、推奨したりしている人たちがいるけど、本当に30品目必要か?は直感で思う。
(そもそも、30品目とか言い始めたのって誰だ?)
エビデンスは調べる気がないので、興味があれば調べて貰えばいいと思う。

そもそも、調理自体が面倒だと言っているのに
「30品目買ってくること」も面倒だし
「30品目を調理する」ことを考えだけでやる気がなくなる
そしてこの「ステルスインフレ時代」に30品目買ってると
それだけで給料が尽きてしまう。
さて、どうしたものか…

あ、話がズレ〜タので戻る。

1つの食材ではたどり着かなくても
1品ならいけるんじゃないか?と考えたときに
一番最初にたどり着いたのが「鍋」だった。

続きは次回(2)にて


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