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「人工肉」に「人工魚」!?代替食品ブーム到来も近い?

日本に住んでいると、毎日のように耳にする「人口減少問題」。しかし一目、日本の外を見てみれば、世界全体では爆発的な人口増加が続いています。実は今こうした状況の中で、深刻化する問題の一つが、食糧不足です。

地球上の人口は2050年までにほぼ100億人に達すると見込まれています。更には世界規模で一人あたりの肉や魚といった動物性食品の消費量が増加し続けています。一方で、その供給は今後難しくなっていきます。Science誌による2018年のレポートによれば、肉、魚、卵、乳製品のために使用される農耕地が占める割合は、全体の83%にものぼるというが、グローバルシチズンの予想によると、人間の食用レベルの食糧7億トンが、毎年家畜の餌になっているといい、今のペースでいくと100億人の人々を食べさせるための動物性食品用の家畜をを飼育出来る土地はないと予測される。

そこで近年話題となっているのが「フードテック」である。
アメリカでは、植物由来の原料を使って、肉の味と食感を再現する「人工肉」はすでに市場に定着しつつあり、米調査会社マーケッツ&マーケッツは、人工肉の世界市場は、2025年までに279億ドルに達すると予測している。日本では人工肉がようやくメディアに取り上げられ始めたが、既に「人工魚」も次のブームとして予想されている。既に色々な企業が数多くの魚製品を開発しており、その味も本物に近づいているという。

この流れはヴィーガンの多いアメリカだけではなく、近年爆発的に外国人観光客の伸びている日本でも取り入れる必要のあるテーマではないだろうか。健康志向の高まりも相まって、代替食品が日本にも広がっていくでしょう。

【参考】
国際連合広報センター『世界人口推計2019年版:要旨 10の主要な調査結果』
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/33798/

『検証!「菜食主義が地球を救う」の5つのファクト。』
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/2019-12-13-veganism-could-save-the-planet-cnihub

マグロもエビも植物由来! 食糧不足対策で開発が急進する「人工魚」のいま
https://diamond-rm.net/overseas/41052/


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