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自己肯定という見えない紐

不安や悲しみ、
そのような感情を胸の中にしまい込むと、
心に靄(もや)がかかり、
自分の本当の気持ちに気づけなくなる。

そして、その状態が続くと、
少しずつ、
心がバラバラになってしまう。

心って、
今までのいろんな経験が集まって、
形づくられていて、
自分を信じる、
自己肯定という見えない紐で、
「キュッ」と、
まとめられているように思うのです。
まとめられているというか、
自己肯定という見えない紐で束ねられている。

自己肯定という見えない紐は、
自分の本当の気持ち、
感情を見失うことによって切れていく。

自己肯定という紐は、
一本でなく、
何本も複数あるのですが、
不安や悲しみの数や
大きさ、
そして、
それが継続する期間によって、
その紐は次々と切れていく。

人によって多少の違いはありますが、
心を束ねる限界を超えると、
心がバラバラになってしまう。

何かやりたいのだけど、
身体が動かなくなる。

病気になることもある。

だから、不安や悲しみを胸の中にしまい込まず、
信頼できる人と、
否定も肯定もされない場で、
自分の感情を言葉にしてみる。

対話することで、
切れかかった紐を紡ぎ直すことができる。
もっと言うなら、切れた紐を結び直すことができる。

本当に優しく、強くなるためには、
切れかかった紐を紡ぎ直したり、
切れた紐を結び直した経験が必要だと思うのです。

つまり、自分自身の心を癒した経験が必要なのです。

なぜなら、
自分自身の感情に触れることなく、
誰かの心を癒すことはできないからです。
自分の感情に触れるということは、
自分と向き合うこと。
自分と向き合う経験こそが、
自分を幸せに誘(いざな)い、
他者をも幸せに誘(いざな)う。

不安や悲しみ、そのような感情を胸の中にしまい込むと、
心に靄(もや)がかかり、
自分の本当の気持ちに気づけなくなる。

辛く、苦しいことですが、
それが、
今の等身大のあなたで、
等身大の自分を受け入れることが、
人生のスタートライン。

自己肯定という見えない紐は、
切れただけで、
無くなり、
消滅したわけではない。

紡ぎ直し、
結び直せばいいだけ。

私たちは、
微力ではありますが、
無力ではないのです。

本当に優しく、強くなるためには、
切れかかった紐を紡ぎ直したり、
切れた紐を結び直した経験が必要だと思うのです。

つまり、自分自身の心を癒した経験が必要なのです。

ひょっとしたら、
あなたは今、
本当の人生のスタートラインに立っているのかも…。

対話で未来を創る。

答えは自分の中に、
そして、
未来は対話の中にある。


人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。