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子育ては「思いどおりにならない状況」を受容する長い道のりでもある

里帰りを終える日にちを話している時だった。
母親から、
「これまでは、自分の思いどおりに物事を進めてきたと思うけど、
 これからは、思いどおりにならないことばかりだよ」
と言われた。

その時は、頭の中をクエスチョンマークが飛び交うほどではないが、
いままでも、自分の思ったとおりに物事が進まないことや、
挫折したことは、たくさんあったんだけどなぁ・・・
と思い、若干、戸惑った。

いまになって、母親の意図するところが分かってきた気がする。

「自分が努力したら、なんとかなる」が、
子育てには通用しないことがある

そして、

「思いどおりにならない状況」が続いても、
「ダメだったら、その状況から逃れる」という選択肢はなく、
「思いどおりにならない状況」を受け入れることが
親となった自分には求められるようになる

そう母親は自分に言いたかったようだ。

子どもが独立するまで、親は子どもの側にいる。
親が思ったとおり、期待したとおりそのままに子どもが育つわけはなく、
それでも、これくらいなら許容範囲と思ってみても、
時には、心の底から頭を抱えたくなるようなことが起きる。
その状況に親として努力しても、改善されないこともある。
でも、子どもの側にいる限り、その状況は続き、
親としての自分は、その状況に直面し続ける。
心が暴風雨に晒されているような気持ちになることもある。

そんなとき、母親の言葉を思い出す。そして、続きの言葉も。
「まぁ、せいぜい、楽しみなさい」

努力しても「思いどおりにならない状況」を、
どう受け入れ続けるのか、答えも正解も、なにもないけれど、
母親の言う楽しむような境地にもなれないけれど、
親として成長するために必要な道のりだと思うと、
暴風雨が少しだけ落ち着くような感じがする。

一難去ってまた一難、
だけど、逃げ道はない。
その状況を、子どもを受け入れ続ける。
子育てには、こういう面もあるのだろうと思いながら。

<感謝の気持ち>
ハザカイユウ  様、テーマそのもの!の画像、ありがとうございます。
子育てをする中で、自分(親)の努力では解決できない状況が繰り返し起きる度、先行きが見えなくて長い道を歩いているみたいだなぁと思う気持ちにぴったりだと感じて使用させていただくことにしました。

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