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アル中×モラハラ=?

アルコール依存症の恐怖

旦那は、事故を起こすまで毎日、浴びるようにお酒を飲んでいました。どんなに「身体に悪いから」と言っても聞く耳は持ちませんでした。「これくらいしかストレス解消がない。ストレスを貯めさせるお前が悪い」と言い続け、こちらも、あぁ、私が悪いから、この人は飲んでしまうのだ…と思い込むようになっていました。そして、次第に、アルコール幻覚症を引き起こします。

元々、被害妄想の強い部分がありました。束縛も強く、私が、友人と連絡を取ったり、遊びに行くことも嫌いました。何をするにも、家族だから、と付いて来ようとします。私が個人的に、整体に行こうとするときも無理やり付いて来ようとし、1時間かかる、ということを伝えていても、終わるころには、ひたすら文句を言われ、「早く酒を飲みたい、お前のせいで飲めなかった。時間を無駄にした」と言われていました。この部分はモラハラの部分かもしれませんが、被害妄想や、幻聴が聞こえていたようでした。

夜中に、急に大声でたたき起こされ、娘が起きたら、テレビを見せ始めます。明日が保育園と、仕事であっても関係ありません。ですが本人は、また、お酒を飲んで30分後には眠り始めます。私は、起こされ、無理やりテレビを見せられたことで、覚醒してしまった娘を、再度、寝かしつけなければなりません。翌日には、娘も私も寝不足です。ですが、当の本人は、全く覚えていません。急に大声を出したことすら覚えていません。「家の中に、前の奥さんのお母さんがいる!」と騒ぎ始め、娘をも怯えさせ、何度も何度も夜中に起こされることが増えました。話しかけてくるから、と大声で「うるさい!」と叫ぶのです。

被害妄想の影響

影響は、私の仕事にも及びました。現場が終わり間際になると、どうしても残業しなければなりません。それを何度も説明するのですが、「浮気しているんだろう!」と何度も何度も電話をしてきます。仕事にならないので、やめてほしいと伝えると、上司に電話し、本当に仕事をしているのか確認してきました。さすがの上司もこの電話には呆れていました。このように、自分は被害者だ!という意識が生まれてしまったら、ずっとこの調子なのです。帰宅後も口をきいてもらえず、急に大声で怒鳴り散らされます。

本当に精神的に追い詰められていました。私がいなくなれば、この人が平和になるなら、いないほうがいいんじゃないか?娘のことも何とかしてくれるんだろう。これだけ言ってるんだから、できないとは言わないだろう…

アル中×モラハラ=モラハラ増大

結果はこの通りです。アルコール摂取により、モラハラに拍車がかかります。本来は、気の小さな人間が、相手を前に、マウントをとるためだけにモラハラをするのです。モラハラをする人間は、本来、器も気も小さな人間です。そう思われたくないがために、相手を選び、自分が強いことを示そうとします。ですが、本当に強い人、芯のある人なら、そんなことをしなくても大丈夫なのです。する必要がありません。しなくても、周りは認めてくれますし、敬意を払ってくれるでしょう。自分は敬意を払えない、払ったとしても、自分より立場の上の人だけ、という人には誰も近寄ろうとはしません。
店員さんや、自分より弱い、とみなした人に横柄な態度をとる人は、元々気の弱い人間だと考えてよいでしょう。

事故後、あれだけ禁酒を約束したにもかかわらず、別居後は飲んでいるようです。夜中に電話してきて、こちらの対応が悪いことに1時間も文句を言い続けていました。ですが、夜中に電話してくる時点で、非常識であることすら気づけない、かわいそうな人なのです。常に、自分が最優先で、自分を客観視できない、そのため、反省も謝ることもできない。そのような人間になってしまった原因が、旦那の過去にあるのかもしれませんが、もう、私には関係のないことです。何度も何度も伝えてきましたが、全く聞く耳を持ちませんでした。諫言を聞き入れられない者は、失脚します。それに気づくこともなく、今後もこの人はこのままいくのでしょう。

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