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薔薇の香りに癒やされて...

当店で取り扱い予定のフランスの老舗ティーメゾン KUSMI TEA

Made in France で職人によって作られている茶葉で、全てオーガニック認証を取得している原料を使用しています。

そのラインナップとして、「Green Rose」という中国緑茶ベースに薔薇のフレーバーを付したお茶があります。
一口飲むと、緑茶の甘みや渋みとともに薔薇の香りが口に広がり、幸福感に満たされるようなお茶です。

その理由を化学的に解説します。

薔薇の香り成分

主にシトロネロール、フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、ネロールという成分の調和により、薔薇の豊かで幸福感に満たされる香りが構成されます。
ただし、含まれる成分が極わずかであるため、冷漬法や水蒸気蒸留といった手法で分離しますが、1tの薔薇のから精油成分としてはわずか250g程度しか回収できません。故に薔薇の精油は高価になっています。


薔薇の香りの効果

ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の抑制効果があるとされ、リラックス効果が高いと言われるラベンダーよりも効果があるという研究データもあります。
2011年に資生堂ライフサイエンス研究所が「Effect of ‘‘Rose Essential Oil’’ Inhalation on Stress-Induced Skin-Barrier Disruption in Rats and Humans」という論文を発表しています。

この内容によると、ストレスを与えた人に対して、薔薇の香り嗅いだグループのコルチゾールは嗅いでいないグループよりも減少したと報告されています。

赤が薔薇の香りを嗅いだグループ

また、女性のホルモンバランスを整える効果もあります。
幸福ホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌が促進され、幸福感が生まれ不安を解消する効果が期待されます。

ストレスホルモンとは?

コルチゾールは、ストレスホルモンと呼ばれているので悪い印象がありますが、主な働きは肝臓での糖の新生、筋肉でのたんぱく質代謝、脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制などで、生体にとって必須のホルモンです。
ストレス(良くも悪くも)が適正な状態かかっている状態では、脳が自身の分泌を抑えるネガティブフィードック機構によりコルチゾール濃度がコントロールされます。
過度のストレスがかかり続けるとその機構が崩壊し、血中のコルチゾール濃度が慢性的に高くなります。
この状態が続くと、うつ病、不眠などの精神疾患のリスクが高くなるとされています。

資生堂の研究からもコルチゾール低下が報告されており、何かストレスを感じる作業(報告会、受験など)の前にローズの香りを嗅いだり、摂取することでその不安を解消し、ストレス低減に役立つのではないでしょうか?


現代人に最適!?

現代人のストレスはかなり高く、耐性は人それぞれですが、適切なケアをしないと誰もがうつ病や不眠などの精神疾患を患うリスクがある環境にいます。
コルチゾールは日中に最も高く、夜に低くなるように脳がコントロールするのですが、前述のようにネガティブフィードック機構が崩壊すると、夜にもコルチゾール濃度が高くなり、不眠になるという理論です。

ローズティーは手軽にローズの香りを取り入れられ、緑茶に含まれるテアニン(こちらもリラックス効果や不安を和らげるや効果)の効果もあり、現代人に最適な飲み物と言えます。

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