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環境を整えると良いことたくさん

今回は、「発達障害、マンガで分かりやすく 札幌市「虎の巻」、10年経た今も読まれ続ける理由」という記事をご紹介します。

こちらの記事で紹介されている札幌市の『虎の巻』シリーズは、定期的にネットでバズっているものなので、どこかで見たことがある人もいるかと思います。

バズるたびに、「分かりやすい」「職場に貼っておいて欲しい」「上司に読ませたい」と好意的な意見が出ますが、それと同時に、”発達障がいがありそうだけど本人が自覚していなくて大変な思いをしている同僚”という方々からの辛辣な意見も出てきます。

ここで大事なのは、発達障がいがある・ないに関わらず、『虎の巻』シリーズの内容は、あらゆる場所で採用されるべきものだという点です。

曖昧な指示や、明確な期限の無い頼み事などは、いわゆる”普通の人”であっても通じにくく、トラブルになりやすかったり、念の為に確認という工程が入りがちです。

ただでさえ余裕がなくなっている現代ですから、念の為の確認が入るような指示ではなく、誰が聞いても分かりやすく通りやすい指示の方が効率も良くなります。

効率が良くなれば時間的にも人員的にも余裕が出てきますし、発達障がいを持つ人であっても、指示されたことが出来るのであれば問題にはなりませんよね。

このように、発達障がいを持つ人のために指示を分かりやすくする(環境を整える)ことは、”普通の人”にとっても良いことがいっぱいなのです。

ですが、その指示を分かりやすくする(環境を整える)という部分を、面倒だからやらないという選択をする人が多いのが現状です。

面倒なのは最初だけで、長い目で見れば環境を整えた方が全体的にもメリットが大きいことが分かれば、発達障がいを持つ人でも仕事がしやすい環境へと変わっていくのだろうとは思います。

ですが、今はまだ変わろうとしている最中であり、発達障がいを抱えている人がやっと声を上げられるようになってきたところです。

まだまだ世間の風当たりは強いですが、発達障がいについてこうやって発信していくことで、少しずつでも理解を深めてもらえたらなと願ってやみません。

具体的な環境の整え方や学校などへの要望の仕方など、お悩みの方は私たちにご相談ください。多少なりともお役に立てるかもしれません。

ちなみに、『虎の巻』シリーズは、子育てや学校バージョンもありますので、こちらも是非、目を通してみてください。


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