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乳がん左全摘手術

2024年4月17日(水)15:50
私の乳がん手術は無事に終了した。

手術室には歩いて向かう。親とは手術エレベーター前で手を振る。全てが最初で最後と思うのでキョロキョロ!眼鏡を部屋に置いてきたことをとても後悔する。3階の手術室フロアーはとても寒かった。バスタオルを羽織らせてくれる。そして薄いバスキャップのようなものの中に髪を入れる。

手術室は15部屋はあった。私は3番。入室すると既に部屋には10名位居ただろうか。ドラマの世界そのままの光景に「わぁーちゃんと見えないのが惜しいー」っとまるで歓声にも近い声が出てしまった。主治医が笑って手を振って呼び寄せてくれた。音楽もかかってる。カーディガンズのような音調。誰の趣味だろう?ドクターXのように階上から手術風景を見渡せる場所はなさそうだった (これなら院長にマイクで怒鳴られることはないなと思う)

比較的細身の私が寝てギリギリ幅の台に寝かされる。お相撲さんはどうなるんやろ?と思ったが口には出さない。ミントグリーンの手術着は寝たまま脱がせることができるハイテク仕様だった。これ考えた人凄いね!と盛り上がる。マスクを外した私に「LIAさん肌モチモチですね!」と主治医。手術前にパックをしたことは伏せておいた(笑)
寝転がってからも目だけキョロキョロする私にアレは何コレは何と教えてくれる。あぁ…今思い返してもあまり見えていなかったことが惜しくてならない!

点滴/麻酔の佐藤先生が登場。私の左手側に座って主治医に注意を受ける「僕、こっち側ならイケメンにみえるからこっちに座ったのに」と冗談「右側からでも充分イケメンですよ!あんま見えてないけど」と返してひと笑い。ちなみに佐藤先生は還暦近いぐらいのお年の先生。点滴はうまく入ったようだ。「最後の最後にまた注射で痛い思いさせてごめんね」と佐藤先生。もうめちゃめちゃイケメンだった!

点滴がうまく流れたら麻酔だそう。いよいよというその前に主治医へ「先生、何度もになりますが傷口は小さめで頼みますよ」主治医は「はいはい、大きかったらクレームつけられそうなんで出来る限りね、わかりましたよ!」じゃあ、麻酔お願いしますと主治医。

点滴から麻酔って聞いたのに口に当てられた酸素マスクから流れてくるんだとおもって逃すまいと吸い込んでいたら、佐藤先生が「麻酔は点滴からですよ。腕がピリピリしてきたら効いてきます」「あ、そうでした。あ、ピリピリしてきました」までが手術までの記憶。


肩をたたき誰かが私を呼んでいた


私は夢の中で、詳細は覚えていないが何かの集まりで人の調整をしていた。目が覚めて先生達が見えた瞬間に「こんなところにも居たよ」と思った。

無事に終わりました。綺麗に取れました。
よく頑張りました。と主治医。

現実に引き戻された私は「あ、夢を見ていました。どうもありがとうございました」と言ったが喉がガラガラして声がうまく出せなかった。




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