20代からの独立 | 「会社は簡単に辞められる件」


独立する際に会社を辞める方法

こんにちは、本田祐樹(@office_lia)です。
社会人の方は冬休みが終わった方が多いでしょうか?
仕事はじめは中々モチベーションが上がらなかったりしますが、人によっては新しい気持ちで臨まれる方もいらっしゃるかと思います。

年は変わりましたが多くの会社では3月を「期の終わり」にしているため、仕事を軸に考えるとちょうど今頃が過渡期だったりします。

そういった意味でこの時期は引っ越しや転職など、「人生の重要な決断」をする人が多かったりします。

少し話はそれましたがサラリーマンの方でしたら、新年早々は体慣らしに目の前の仕事をこなしながら、独立という形で新しいキャリアを検討してみる良い時期かもしれません。

とはいえ、昔の私もそうでしたが「会社を辞める」という実感がわかず、新しい行動にスムーズに移行しずらかったりしますよね?
特に20代で社会人経験が少ないとよりそういった悩みがあるかと思います。
結論から話すと会社は簡単に辞められます。

もちろん、転職する際も同じくです。

そこで今回は以下のような方に向けて「会社の辞め方」をお教えします!

「実際に転職するとなると会社を辞めることになるけど、具体的にどういう作業をすれば良いかわからない」
「会社員を辞めたときに何をしないといけないのかわからない」
「そもそもどうやって会社って辞められるの?」


会社を辞める時にすること

それでは早速はじめていきましょう!
会社を辞めるときに最低限しないといけないのは以下のとおりです。

①退職願を人事もしくは上司に提出
②雇用保険被保険者証をもらう
③離職票をもらう
④雇用保険資格喪失連絡票をもらう
⑤健康保険証など備品を返却
⑥源泉徴収票をもらう


①退職願を人事もしくは上司に提出

これはイメージつきやすいと思いますが、クビにならない限り退職するときは自分から退職の旨を会社側に言わなければなりません。

そこで退職したい旨を書類1筆に記して人事もしくは上司に提出しましょう。(よくドラマで見るアレです!)

書類の書き方は特に決まってなかったりしますので、「退職願 書き方」とかでググってみて真似しながら書いてくださいね。

話からそれますが大事なお話をしますと、退職願を出しても引き留められたりで簡単に退職の手続きに進めなかったりします。

理由はそれぞれで、
「人手不足だから辞められたら困る」
「人間的に好きだから居てほしい」
「客観的に見て、この会社を辞めるのは○○さんのためにならない」
などありまして、そういう時は素直に感謝しましょう。

引き留められて結果的に退職願を取り下げるという道も間違いではないので、良ければ話くらいはしてみても良いかもしれません。

ただ個人的に思うことは、退職願を出すときには自分の中で目的意識を持つようにしてほしいですね。

「今の待遇を改善したい」とかなら前述の流れでひょっとしたら会社側から待遇改善が行われる可能性があるので話をする余地がありますが、「独立したい」であれば基本的には意思を曲げてはいけないと思います。

「独立したい」という目的がありながら、会社側からの給与アップと引き換えに退職を慰留するなんて本末転倒だからです。

この手の話を上司をふくめ周りの人にすると色んなことを言われて気持ちが揺らぐのはわかりますが、最終的には自分で決めることになるんです。

なのでもし退職を引き止められたときは冷静に判断しましょう。
1個目から長文になりましたね、次からはサクサクいきます。

②雇用保険被保険者証をもらう
正社員でしたら雇用保険に入っているかと思います。
雇用保険被保険者証という小さい短冊みたいな紙をもらってください。

こちらは「雇用保険に入っていた証明」になるのでハローワークで失業手当を申請するときや、転職したときに新しい会社に提出する必要があります。

③離職票をもらう

こちらは「前の会社を退職した証明」になり、②と同様にハローワークで失業手当を申請するときに必要になります。

独立したばかりは収入がないことが殆どです。
失業手当は何も恥ずかしいことではないのでちゃんと申請してくださいね。

④雇用保険資格喪失連絡票をもらう

転職する際にも新しい会社への入社するまでに「無職」の期間があったりします。その際には雇用保険ではなく国民保険に切り替える必要があり、その際に雇用保険資格喪失連絡票が求められます。

こちらは「前の会社を退職して雇用保険を抜けた証明」になり、近くの区役所で提出することで国民保険への加入手続きを行うことができます。

⑤健康保険証など備品を返却

④と同様に雇用保険は抜けるので使っていた健康保険証は会社に返却しましょう。雇用保険を抜けているのに会社でもらった健康保険証を使って医療機関にかかってしまうと、「あなたの医療費は10割負担なので残りを払ってください」的な手紙が自宅に届きますので注意しましょう。

あと会社からパソコンやスマホなどを借りていた場合はそちらも返却しましょう。

⑥源泉徴収票をもらう

こちらは「会社から支払われた給与と、それに対する所得税」が分かる書類です。税金関係の書類なので転職する方は必ず新しい会社に提出しなければならない書類です。

フリーランスになる方も確定申告で必要になる場合があるので失くさず保管しておきましょう。


会社を辞めたあとにやること

続いて会社を辞めたあとにすることについて説明してきます。
とはいえ退職時の作業と重複して以下になります。

①国民保険に切り替える
②国民年金に切り替える
③住民税の支払い

①国民保険に切り替える

雇用保険を抜けたことでこれまで通り医療費を3割負担で受けるために、国民保険への加入をしましょう。

お近くの区役所にて雇用保険資格喪失連絡票、印鑑を持っていけば簡単に手続きができます。国民保険の健康保険証はその日にもらえることもありますが、3日ほどで郵送される場合もあります。

②国民年金に切り替える

保険と同様に年金についても会社を通じて厚生年金に加入している場合が多いと思います。こちらも会社を辞めると資格がなくなるので国民年金に切り替える必要があります。

お近くの区役所にて年金手帳、印鑑、離職票を持っていけば簡単に手続きできます。年金手帳はお手元にあるケースが多いですが、「前の会社が保管している」場合もあるので見当たらない場合は会社に聞いてみましょう。

どうしても年金手帳が見当たらない場合は再発行が可能ですので、管轄エリアの年金事務所に行きましょう。
区役所と年金事務所は別物なので注意してくださいね。

③住民税を払う

会社の給与明細を見てみると住民税が天引きされていることがわかります。これまでは会社が自分の代わりに住民税の支払いをしてくれていましたが、これからは自分で支払う必要があります。

支払い票みたいなものが自宅に定期的に届きますのでコンビニや金融機関などで振り込む形になります。

余談ですが保険、年金、住民税と生きていくには支払うものが多いことを改めて実感するかと思います。
今まで会社にその辺を任せていると意識が向かないですが、こういう時にこそ勉強だと思ってやってみましょう。


まとめ

初めて聞く言葉もあったかもしれませんが、ここまで理解できましたでしょうか?

学校では教えてくれないことで分からないこともあるかもしれませんが、1つ1つ取り組んでみると簡単な作業しかありませんので良ければ本記事をお気に入りにして見返しながらやってみてくださいね。

最後になりますが、改めて伝えたかったことは「会社を辞めるなんて何てことない」ということです。

「会社員を辞めたら仕事云々の前に普通に生活できなくなる」と思いがちですが、本記事のような最低限の作業をすれば大丈夫です。

逆に言うとこの辺の作業をスムーズに終わらせて、新しい活動に専念することが独立する際のポイントだったりしますので皆さんの参考になれば幸いです。

私の記事では20代の方に向けてビジネスや生き方についての情報発信をしていきますので、明日も引き続きよろしくお願いいたします、それでは!

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