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フリーランスに興味が出たら読んでください【リーランスになるための手続きや案件の流れ】

皆さん、こんにちは!本田祐樹です。

私の周りでフリーランスになろうと考えている方が増えてきました。
話を聞いてみると意外と「スキル面以外の悩み」があるみたいで、フリーランスになる意思が固まらない人がちらほら(--)

「スキル面以外でフリーランスになるために事前に準備しておくべきことを知りたい」
「”フリーランスはクレカが作れない”とよく聞くけどフリーランスの生活ってどんな感じか知りたい」
「サラリーマンしかやったことがないから自分1人で仕事を完結できるのか不安」

そんな形で今回はフリーランスになるうえで、先に考えておきたいことをまとめてみます。

私も独立して4年目で法人化まで来れました。
最初は皆さんと同じようにフリーランスになる方法がわからず、めちゃくちゃ不安が多かったです^^;
自分の経験が皆さんの背中を後押しできると嬉しいですね!


フリーランスの始め方を教えます


まず始めやることとしては税務署に開業届を提出しに行きます。

開業届は出さなくても良いのですが、出しておいた方が「確定申告をする際に青色申告ができる」「屋号付きの口座を作れる」というメリットがあります。
節税や社会的信用度を上げるにはとてもいい手続きなので開業届は出しておきましょう!

特に罰則を受けた例は聞いたこと無いですが、開業届は事業を始めた1か月以内に税務署へ提出をすることが定められていますのでご注意を!

あともう一つ大事なこととして、フリーランスになると「国民健康保険に」や「国民年金」の手続きが必要です。
会社員では保険や年金を会社が折半して処理してくれましたが、フリーランスでは自分で対応をしないといけません。

「難しそう…」と思われるかもしれませんが、皆さんのお住いの各自治体で対応をしてもらえます。

保険は区役所ですし、年金は年金事務所というのが各地にあります。

ここまでお話した「開業届」「年金と保険を切り替える」というのが、フリーランスになるうえで最低限やっておくことです。

緊急性は少し下がるもののフリーランスとして活動していく中で必要なことがあるので紹介していきます。

■税金の支払い方法
確定申告で決まった税金の支払い期限は翌年2月16日から3月15日が原則となっています。
支払い方法としては以下のような一般的な決済が使用できます。

①振替納税制度を利用
②e-Taxで納付
③クレジットカードで納付
④コンビニで納付
⑤金融機関又は税務署の窓口で納付

各種納付方法の詳しい手続きは以下のリンクを参照してください。

■屋号の登録
屋号は法人でいう会社名と同じ意味になります。
開業届に屋号を記載して提出すると銀行口座の名前にその屋号を付けて作成することができます。

例えば屋号の名前が「ほげほげデザイン事務所」だった場合、「ほげほげデザイン事務所 ヤマダタロウ」という口座名が作れます。

屋号があることで、取引先のお客さんにどのような事業をしているのかがわかりやすくなって信頼度が上がったりします。

法人のように別人格としては扱えませんが、屋号付きの口座を専用に作っておくことで、仕事の報酬を振り込んでいただいたり、経費を引き抜いたりと、後になって確定申告での処理が非常に楽になったりもします。

あと屋号があることで名刺の見た目も映えますね^^


サラリーマンとフリーランスのココが違う!


サラリーマンからフリーランスになる場合、先ほどお伝えした税金や保険、年金のような事務関係だけでなく色んな違いがあります。

真面目な方だと今まで説明してきた事務関係については自主的に調べて対応できてるんですが、次にお話することは多くの方が知らないまま独立することになりますよ。

①仕事の進め方や収入が違う
フリーランスは会社員とは違い労働時間や仕事内容を自由に決められます。一方で毎月に収入は必ず変動するので、独立したては先々の計画を立てるのがとても難しいです(^^;)
「3か月後に100万円貯まってるとして、それを○○の資金に回して…」みたいなことを考えてても、「予定してたお金が手元に無かった」なんてことはザラに起きますw

②年金
会社員では「厚生年金」に加入することができますが、フリーランスになると「国民年金」しか加入することができません。
「厚生年金」と「国民年金」では年金として頂ける金額が変わっており、「厚生年金」の方が多いです。
ちなみに「厚生年金」というのは、本来は「国民年金に上乗せされて給付される年金」なんですよ。
つまり国民年金だけでは将来もらえる年金額は全然少ないんですよね…

③健康保険
こちらも年金と同様に会社員の場合は会社側が健康保険料の半分を支払ってもらえますが、フリーランスになると保険料は全額自己負担です。
意外と知られてないんですが、国民健康保険に加入する場合は地域によって金額が違っています。
一般的には高齢者が多い地域は保険料が高く、若者が多い地域では保険料が安くなる傾向がありますので、気になる方は引っ越しも検討してみても良いかもしれませんね!
そして40歳以上の方は介護保険料も支払うことになりフリーランスの場合はますます会社員よりお金が必要になってきます…(サラリーマンの場合は通常の保険料と一緒に介護保険料も一緒に徴収してくれてます)


④クレジットカードやローン
フリーランスになるとクレジットカードやローンの審査が通りにくいと聞いたことはないでしょうか。
会社員に比べるとフリーランスは収入は安定していないことが多いので社会的信用が低いと言われています。
開業届を出している場合は社会的信用度が少しは上がるためフリーランスになるなら絶対に開業届を出すようにしましょう!

ただし開業届を出して少し信用度が上がったとしても審査は会社員に比べて厳しいことには変わりません。
ですのでクレジットカードが手持ちになかったり、ローンの予定が既にあるのであれば会社員を退職する前にクレジットやローンの申請をしておくことをおススメします!

あと余裕がある人はクレカを作るならセルフアフィリエイトで作りましょう。
アフィリエイトと聞くとブロガーを想像されるかもしれませんが、ブログに出す広告じゃなくても「自分で自分が使う用」でアフィリエイトがあるんです。
普通にクレカを作っても良いですが、クレカを作って更にお金まで貰えるなら嬉しいですよね!


⑤健康診断
こちらは必須ではないのですが、可能であればフリーランスでも健康診断は受けた方がよいです。
会社員であれば体調不良になって仕事を休んでも代わりの誰かが仕事を引き受けてくれたり、休んでいる間も有給休暇を消費することで収入は減ることがありません。
しかしフリーランスでは体を壊してしまうと、休んだ分は収入が減ってしまうことになります。
更に体調が悪化して休みが増えてくると顧客の都合によっては契約を切られることもあります。

とはいえ民間のサービスで「働けなくなった時にお金が貰える保険」もあるのでぜひ活用してみましょうね。

あと地味に忘れがちなのが「健康診断」です。
会社や学校では当たり前に無料で受けれるのですが、フリーランスは自分でやらないといけません。
僕も独立するタイミングで「潰瘍性大腸炎」という難病になってしまって今も治療中です。
仕事をしないと生きていけませんが、その前にまずはご自分の健康から見直してくださいね。


⑥結婚や子育て
結婚もフリーランスだと会社員に比べて不利になることがあります。夫婦、子供と生活する人が増えるため大きい家に引っ越す必要がでてきたりするとマンションの借入や家のローンで審査(賃貸契約と入居審査)に引っかかることがよくあります。ほんとフリーランスって社会的信用が低く思われているのですよ・・・。なのでフリーランスになり立てで引っ越しをする際には十分気を付けてください。
そして仕事場は家になることが多いので家族で相談し合って家での役割分担をきちんとしておくと良いです。仕事ばっかりし過ぎず、家事や家族サービスをしっかりするチャンスですよ笑

⑦節税方法
先ほどから見ていただくと分かる通り、会社員にくらべフリーランスでは色々と出費がかさむことが本当に多いです。
いっぽうで仕事によって発生した費用については経費に回すことができるのがメリットでもあります。
経費を増やすことで税金を抑えることができるのでしっかりと節税をしていって欲しいです。

「何が経費になるの?」ってなると思うんですけど、思っているより多くのことが経費にできる可能性があります。
「仕事で使うため」っていうのが大事な判断ポイントなんですが、それこそ家賃や光熱費、携帯代は多くの場合に経費とすることができます。

過去の記事にも節税ができるものをいくつかまとめてあるのでよかったら参考にしてください。


仕事の流れ(Web制作)


フリーランスになると1人で作業することが多いので、引き受けたお仕事を全て自分で対応しないといけません。
最後にフリーランスの仕事の流れを、今流行りの「Web制作」を例にして説明します。

ステップ①受注
まずはこちらから営業、またはお客さんからのご相談によってお仕事を引き受けることになるところから。
この時にどんな物を作るのかなどしっかりとヒアリングをしています。
ヒアリングがしっかりと出来ていないと以降の作業で認識のズレが発生することがあります。
会社員時代にお客さんとの会話を経験したことが無い人は、おそらく苦労されるはずです。
とはいえ大体のフリーランスの方は、事前にヒアリングシート的なのを作っていて「会話に困らないよう」対策していますので真似してみてください!

ステップ②見積もり
ヒアリングが終わりましたら次は見積もり。
今回提案する仕事は何をするのか、納品物や納期、費用などを見積もっています。
この見積もりでお客さんと合意が取れれば本作業が開始します。

ステップ③デザインの作成
ホームページを作るのであればデザインからスタートです。
ヒアリングに確認したお客さんが求めているホームページをイメージしてデザインを作ります。
デザインは完成したらお客さんと認識を合わせることで、それ以降のコーディング作業でデザインの変更の頻発を防ぐことができます。

④コーディング
デザインが決まれば次はコーディング作業です。
最近ではノーコードといってマウスのクリックだけでホームページが作れるツールもあり、一般の方でも簡単作れるようになってきました。
ただ今のところはお客さんが求めるオリジナルなデザインを実現する場合はまだノーコードでは実現しきれないことが多いのも事実です。
デザイン通りの素敵なホームページを作り上げるためには、習得したプログラミングスキルをフルに活用して作業できるようになっておきましょう。

⑤テスト
ホームページの組み立てが終われば次はテストです。
エラーが起きていないか、デザイン通りに表示されているかどうかを確認が必要です。
近年はスマホやタブレットなど様々な画面サイズが出回っていますので、色々な画面サイズに変更して表示が崩れていないかの確認を行っています。

⑥納品
テストが終わればようやく納品です。
納品方法はお客さんによって異なりますので事前に打合せで確認した内容で納品を行っています。
大体はソースコードと言われるファイルを提供するか、サーバーにソースコードを格納しホームページを公開できるようにするかの2択ですね。


お客さんの方で納品物の確認が完了してようやくWeb制作の作業が終了です。
結構やることが多いですよね^^;
フリーランスとして活動していくうえで大事になってくるのがスケジュール管理の一択でしょう。

とはいえ最初は誰でも初心者なので、少しずつ慣れていきますので独立前からビビる必要はないですよ!

以上がフリーランスを始める前に知っておいて欲しいことでした。
会社員とは違ってフリーランスならではの事務作業があったりするのですが、フリーランスならではの仕事のやりがいを味わえたりもします。

事前に把握、対策をしていればフリーランスでの仕事が楽しくなってくると思いますので、他に気になるようなことがあれば私の方にまで相談していただければお答えします^^


それでは今日はこの辺で。

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