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メガネ解散か? メガネ倒閣か?


俗世の時事ネタです。
今国会は私にとって、ちょっと面白いです。
数日前、自民党の世耕弘成参院幹事長が、参院の代表質問で岸田文雄首相に対し、聞いたことない痛烈な批判の演説を行いました。
「総理の決断と言葉は弱さを感じる」
「支持率が向上しない原因は、リーダーとしての姿が示せていない」
「総理が何をやろうとしているのかまったく伝わりませんでした」
野党じゃないですよ。与党が同党総裁への国会公開での批判ですよ。
私なりに長年国政を見てきましたが、こんなの見たことありません。
世耕やるじゃん!、こりゃ次期総裁選を狙っているか?、勝負に出たな!と思いました。

世耕氏は翌日に岸田派幹部に謝罪したそうで、周辺では「増税メガネに屈する腰抜けメガネ」(世耕氏もメガネかけてる)などと、すぐ謝罪するとは情けないと評されてるようです。
いやわかんないですよ。世耕氏も意を決しての演説でしょうし、とりあえずの謝罪で倒閣は本気かもしれません。
いずれにせよ、面白い演説でした。

後日の衆院予算委員会でも面白いことがありました。
立憲民主党の長妻昭氏が岸田首相への質問で「増税メガネということを気にするあまり減税に走った」と問いかけました。長妻昭氏もメガネをかけており、かつて年金改革を期待されて成った民主党政権の時に期待外れの張本人、「腰抜けメガネ」そのものでした。

この「増税メガネ」ってしっくり来ますね。
政治の世界は、キャッチフレーズがバチッと決まると動きます。
「聖域なき構造改革」とか、「NHKをぶっこわ〜す」とか、「排除します」とか。
「増税メガネ」って小学生的な悪口ですけど、何か動くかも。
減税案から解散を狙っているでしょうが、岸田首相が「減税メガネ解散」と自ら言ったら大したもんです。
でもまあ、所信表明でも財務省におもねってたから検討中のままで「増税メガネ倒閣」かも。

最近の岸田首相の苦笑いは味が出てきて面白いです。

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