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MLBの親子事情、そして大谷翔平


スポーツの話をします。
3S政策だろうと、面白いものは面白いのです。
メジャーリーグベースボールMLBで活躍する大谷翔平は、今年もプレーオフが見られず、オフのFAで来シーズンはどこでやるのかが注目です。
そんなMLBには、魅力的なプレーヤーがたくさんいます。
このスポーツには親子での活躍が多く、ジュニアJr.の名がつく私の興味を持つ選手を書かせてください。


フェルナンド・タティスJr.
パドレス所属でダルビッシュの同チームです。
スタイルがシュッとしてゴツくなく、しかし超人的な身体能力が最大の魅力です。
スポーツは、技術の前に身体の操り方、重力がかかる運動の中で、どう体重を利用して連動させていくかだと、個人的に思っています。
タティスJr.は身体の動かし方が素晴らしく、もはや美しいのです。
遊撃手の時の、逆シングルからのジャンピングスローの全身連動がピカイチですね。
スイングは手首を返さずに素人のようですが、骨盤のたたみ方で鋭さを出します。
デッドボールのよけ方も、グニャリと誰も真似できない動きでした。
ルーキーからの間も無くで長期契約を結び、この身体能力は裏切られないと球団は判断したのでしょう。流石の目利きです。


ロナルド・アクーニャJr.
強いブレーブスで若きトップ選手です。オールスターでも大谷翔平より投票を得た唯一の選手です。
大きい体ではないですが、全身ゴムまりのようで、何も詰まりがない動きです。
パンチ力ある打撃をしながら、足が速く盗塁しまくりです。
大谷翔平の足の速さはスライド加速しますが、アクーニャJr.の走りはどの方向にもターン出来そうなサッカーやアメフトでもいけそうな動きです。
伝統のブレーブスにいながら完全主役で、プレーオフが期待できます。
今年は凄く、ナ・リーグのMVPかも。


ブラディミール・ゲレーロJr.
菊池雄星もいるブルージェイズで、一昨年に大谷翔平とHR争いに勝ちタイトルをとりました。
かなり太っていますが、日本人にありがちな大腿体重ではなく体幹の引き上げができて、よく動けてます。
実は、父のブラディミール・ゲレーロが魅力なんです。素手と松ヤニで真っ黒のヘルメットで、悪球打ちでHRと、風貌まで豪快です。
個人的に、ドカベンの岩鬼のリアル版だと思っていて、葉っぱをくわえてもサマになる数少ない選手だと思ってました。
ゲレーロJr.は、まだお坊ちゃんな感じです。そういえば、岩鬼も社長の息子でお坊ちゃんでした。その後に倒産したけど。


そんな素晴らしいJr.選手たちですが、共通しているのは、ネコ科の動きだと思います。猫のように脊椎が波うっていて、動きに固まりやぶつかりが無く、全身がしなやかに動くのです。
アウターマッスルが主導する選手とは違います。
ストレッチで柔らかくなるのとは全く違います。
強い体幹で固めたまま手足の動作とは違います。
動きから、腸腰筋が主導して手足が後追いし、脊柱起立筋より多裂筋が優位さを保っているのが見えます。


今回は完全に趣味の話になりました。
スポーツは様々な面があり、ビジネス問題やスキャンダルや過剰な美談など懸念材料ありますが、選手の魅力は純粋に楽しめます。

そして、やはり、ワールドシリーズでの活躍がMLBの頂点です。
松井秀喜、上原浩治、ワールドシリーズで主役になったこの2人が日本野球のトップなのが私の観点です。
イチローは、WBC優勝させようが偉大な記録を築こうが、残念ながらかすみます。
大谷翔平が強豪チームに入り、ワールドシリーズを二刀流で試合を決めた時が最高の瞬間です。
その運命を掴めるか。楽しみですが、二刀流さえも危ぶまれる雰囲気になってしまいました。
あの重いボールを色々な方向から投げることで、様々な角度から靭帯を守る筋力の連動を図るのは良いと思います。
彼のケアの情報は全くありませんが、マッサージや栄養学など正攻法だけのような気がします。
繊細なボディチャックや、細部までの運動生理学は、もう乗り越える時期な気がします。その先の教科書の先の未知な領域に踏み入れてほしい。
気功なのかヨガなのか、意識と同調するなにか合うものを自ら作り出すと、凄みがある強靭さが出てくる気がします。今はまだ正当な青年です。
大谷翔平が物語を作るのはこれからです。





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