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ディズニー映画にいる破壊の悪役に渡す都合のいい台本


子供ってなんで虫を殺すのでしょう。
私が幼児の頃、近所の年上の子供たちは、バンバン虫を殺しました。蝉の羽根をむしり取ったり、爆竹でバッタを爆破したり。
私も今思い出しましたが、虫眼鏡で太陽の光を集め、逃げまくる蟻を焦がして殺したことありました。背徳感と罪悪感が混じり合った奇妙な感情がありました。

下等な生命をもてあそぶ悪神である疑似体験の高揚感なのでしょうか。
人が作った積み木をぶち壊す子もいました。ひどいことをするなぁと思う反面、気持ちもわからなくもない気もしました。
高いところに登ると飛び降りてみたらどうなるんだろうという誘惑があります。自分を破壊してどうするんでしょう。
彼女がいる男性だからこそ奪い、幸せなカップルを破壊し、その後あっさり別れる女の子もいました。

人の心の中に破壊神がいます。
心理学でも脳科学でも破壊に興奮する解説をしますが、後付けのような気がします。
破壊神といえばシヴァ神。
その経典では「何かに成るために必要なプロセスの1つ」としてます。これも後付けな感じです。
「こんなクソみたいな社会は滅べばいい」
「地球なんて壊れればいい」
「注射を作り進める勢力は地獄に落ちればいい」
ここまで全体的な破壊心がうずかなくても、日々いろいろなところでその気配を感じます。

映画の中の悪役が滅びるのは、溜飲が下がる作りになっています。
ホラー映画でも、冒頭に出てくる嫌な性格してる奴が最初の犠牲者となり、恐怖心を楽しませてくれます。
ディズニー映画は、主人公が直接手を下さなくても、偶然的に悪役が死にます。何かの滅びによってハッピーにエンドする、私たちは都合よく破壊神を満たしてます。

支配者は悪趣味だけど私たちも似たようなもんだと書いたこともあります。
コロシアムを作ったのも人間だし、テロの語源になったテロル恐怖政治で公開ギロチン処刑に熱狂したのは民衆です。欧州だけでなく、日本にも公開処刑がありました。
残酷すぎて興味ない人もいるでしょうが、芸能人のスキャンダルでメタクソに叩かれることに視聴率が上がるから、マスコミが続けるのも事実でしょう。一定の層が求めているから決してなくなりません。
様々な種類がありますが、それぞれの心に破壊神があります。

自暴自棄になって自分の人生を破壊したくなる衝動もあります。
もっとマシな人生に再生する淡い期待の裏返しの面もあるでしょう。


破壊神が破壊神でなくなるのは、創造神ではなく想像神かもしれません。
子供が殺す虫が「やめてくれ」と言ってきたら、子供は止めるような気がします。
破壊される側の中に何かがいると想像した瞬間に、破壊神が破壊されます。
私たちの「やめてくれ」という想いは、レプティリアンに伝わってないような気もします。
不満を持ちながら生活して甘受してるのだから、破壊されることに同意してると思ってる可能性があります。
ちゃんと伝えないと伝わらないような鈍感なレプティリアンかもしれません。
破壊神の大先輩に想像してもらうのは期待しないようにして、そろそろ伝え時でしょう。

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