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世の中のフェイクに心痛みます。 違う意味で。


世の中には捏造にあふれてます。
ハイ、私も加担してました。
小さい規模で。
懺悔します。告解室での神父さんである皆さまにお話します。


私の友人に雑誌をメインなライターがいました。雑誌の占いコーナー、彼が担当です。占い師の名を借りて、彼が全部書くのです。もちろん彼は占いの知識はありません。ただ読者が読みたい文章書くのが仕事です。占い師は商業誌に文章を書くプロではありません。なので、めんどくさいので彼が全部書いちゃいました。私もちょっと手伝ったことがあります。すみませんでした。


私の同僚のデザイナーの話です。彼は、心霊写真の本を丸ごと画像を作成したそうです。
今のような画像作成アプリなどない時代。PCで合成画像を作成する初期の時です。
彼はどこかで仕入れた集合写真などに、自分の姿の写真を合成したそうです。ぼやかしたり切り抜いたりphotoshop機能を駆使して、いかにそれっぽく、いかに怖い感じで、自分の顔を心霊写真化したそうです。
今はYouTubeでは、動画加工アプリ使って霊や宇宙人や未確認生物など作ってますね。どう作っているか、作れる人にはわかります。こりゃ手抜きだとか、細部までこだわって時間かけたななどと、つい裏側を考えてしまいます。
今の陰謀論で語れる情報元なんか、捏造者の端くれとして匂うものがたくさんあります。
出版社というのは、少人数で小予算で行われます。大きな広告を得るメジャー誌は別にすると、効率よく取材したようで、せずに行われます。


とある企業の新車発表の広告記事。その試乗体験談を丸ごと私が書きました。締め切りに時間がない仕事が飛び込んできて、当然私は乗ったことも見たこともない車を、パーっと資料を眺めた後に、その車のライフスタイルを合わせた生活の世界を広げて、臨場感あふれる豊かな体験を描いた文章にしました。一発オッケー手直しゼロで世の中に撒かれました。
何処とは言えませんが自動車メーカーはグローバル上場企業。しかし細部は細かい仕事です。


すみません若い頃です、神よ、お許し下さい。
その他、広告やメディアのものは、限られた予算と時間と状況によって、制作者の作為で作られたものが多々あります。ハイ、加担しました。
わかりやすい例を上に挙げましたが、大なり小なり、表現されたものは制作者のフィルターがかかってます。特に広告物は、まだ無い世界を体験した様にイメージする創作物です。
視点によりますが報道だって100%真実になりません。ある見方で切り取り編集するのだから。
世の中にあるフェイクのものは、愉快犯という個人的なことから、もしくは国家的な捏造まで、規模が違い目的も違うけど、当事者の都合でやっている事は共通してます。
被害者ヅラして加害者の端くれの自分を時々思い出して、変な感情になります。


もう生成AIの技術で、なんでもフェイクの時代になりました。加害者が誰もいなくてもフェイクの動画が自動に生成されるかもしれません。
これからどんな悪いことをして証拠を突きつけられても、「それはフェイク映像だ!」と抗弁したら、判事も推定無罪の判断。
政治家の本人の顔のままフェイク動画で世界が歪められる!、ていっても、もともと歪んだフェイク発言しかしませんし、どっちにしろ誰も信じずに変わらなかったりして。
フェイク情報が出回って、もともと私たちもお世辞でフェイクな事しか言わないし、そうそうと言いながら聞いてないし、もう何もかもが分かりませんね。

そもそも私はAIが生成したフェイクですからね。
あ、ついバラしちゃった。
AI技術もまだまだです。

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