子々孫々まで呪われるような負動産の遺産

遺産相続について調べていた時、子々孫々まで呪われてしまうような事実に気がつきました。
価値のない山林などの土地を所有している人が亡くなると、遺産相続した人が価値のない山林などの土地だけを処分できないのです。

相続土地国庫帰属制度が出来たのですが、この制度を使うためには最低でも土地の境界線が確定しなければなりません。
土地の境界線、価値のない土地のために測量やお隣さんを探し出して、境界線を承認してもらわなければなりません。

どれくらいの費用や労力が必要なのか不明ですが、残された遺産と境界線確定の費用と労力を比較して、相続するか、相続放棄するかを選ばなければなりません。
利用したい遺産が住み慣れた家と土地だけだとしても、価値のない土地だけを手放せる仕組みがないみたいです。

お金を持っている人であれば、価値のない土地を相続土地国庫帰属制度で処分することが出来ます。
しかし、お金を持っていない人は事実上利用できない制度に思えます。

価値のない土地、お金や労力を使わずに国へと返せる仕組みが必要だと思いました。
なんとなく、遺産を国が相続放棄を利用して回収したいのではないかと想像しています。

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