市役所で働いてみて分かった「市役所の仕事で身につくスキル」について

市役所、公務員の仕事と聞くと「単調」「ルーティン」「窓口業務」などを想像される場合が多いようです。しかし、実際は異なります。

筆者自身は、22歳で市役所に入庁して3年の中で、身につけたスキルや貴重な経験が本当に多かったです。

この記事の目的は、市役所の受験を考えている人たちに対し、市役所で身につけることができるスキルや経験について、筆者の経験に基づいて解説することで、市役所の仕事に魅力や可能性を感じてもらうことです。

早速本題ですが、筆者が市役所で実際に身につけたスキルや貴重な経験は次のとおりです。
(基本的なものから、踏み込んだものまで可能な限り羅列してみました。)

【基本的なこと】
①社会人あるいは公務員としての基本事項
(身だしなみ、挨拶、名刺交換の方法、その他社会人として一般的なマナーや慣習、メールや電話の応対、窓口での対面応対、上司への補佐や気配り、怒り狂うお客さんや業者の鎮め方(稀にあります。)。そして、そもそも怒られない立ち回り方等)

②Windows PC の基本的な操作、Officeソフト(Word、Excel、PowerPoint)の基本~応用的な操作(頭で思い描いたことの多くを、Word Excel PowerPointのいずれかで表現できる程度の実務経験)、市役所の各種システムの操作

【応用的なこと】
①広告媒体の種類や料金の体系(大手の広告会社等から営業が頻繁に来るため、どの広告媒体にどんな広告を出すといくらかかるかが何となく分かるようになる)

②政策に関わる立案と、上司への報告・相談・調整力

③民法に関する基礎的な実務や経験(特に、契約行為や債権債務に関する民法上の実務や知識)

④政策的な要人と一緒に仕事ができること(市長、副市長、局長部長、他市町村の長、都道府県のetc.)筆者の場合は、仕事で県の副知事や市長・副市長と面識ができたりしました。

⑤立案した政策に関する事業やデザインが実装され、実際に市民生活に溶け込んでいくこと

⑥行政機関が、民間にどうやって仕事を発注し、どうやって業者を選定するかについて実務で学んだ

⑦国や県の組織への出向 その他民間企業への出向など

まだ社会に出たことがない人にとっては、これらを見てもあまり実感が無いかもしれませんが、中には行政マン・ビジネスパーソンの市場価値としては相当貴重なスキルや経験もあります。


市区町村職員をめざす人へ

私自身が受験生のときに作ったES・志望動機や、面接試験の対策などについて、内定者(私)の視点で受験生向けに解説した記事を作りました。

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