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天才の見ている世界はどんな色?

こんにちは。level4です。

みなさん、日本メモリースポーツ協会(JMSC)をご存知ですか?
日本や世界には記憶力を競う競技があり、JMSCでは12歳から60歳までの幅広い方が参加する大会を毎年開催しています。

そんな競技の一つ、SCC(Speed Cards Challenge)において、特に単発記録での日本ランキングに名を載せる友人がいます。

今日はそんな彼女から教えてもらった、天才の見る世界の景色について書いていこうと思います。

彼女の記憶方法

彼女は物心がつく前から物事を覚えるのが得意だったそうで、2歳の頃には20〜30冊あった絵本の内容を全て暗記していたそうです。

彼女は、普段物を覚える時に映像で記憶するように暗記していると言います。
例えば小学校2年生の頃、百人一首の全首を暗記した時は、カード一枚一枚を目で見た状態そのままの映像で覚えたとのことです。

また、数字の羅列や関連性のないものを覚える時は、必ず物や人に関連付けて覚えているとも彼女は話します。
例えば彼女が小学校4年生の時、円周率100桁以上は暗記していたとのことですが、その暗記方法も非常に面白い物でした。
彼女の話す暗記方法はこうです。

まずは、彼女の朝起きてから寝るまでの日常を思い浮かべます。
次に、彼女が見る物、触れる物を数字に当てはめていきます。
具体的には「朝起きると、天井には3つのライトがあり、出入り口にはドアが1つ、ドアを開けるとすぐ目の前に4つの壁掛けの絵があり、リビングへ行くと1つのテーブルに5つのイス、外に出ると9台の車があり....」と言った具合です。
無秩序な数字の羅列でも時間をかければほぼ無限に覚えられると彼女はいいます。

彼女が見ている世界

記憶力がいい彼女が見ている世界はどんな景色なのでしょうか?
意識すれば、その日すれ違った人の顔や特徴を全て覚えてしまう彼女は毎日疲れてしまわないのか。

彼女が言うには、何か思い出す時目の前に巨大な棚が現れるそうです。それが私生活でよく見る彼女の世界とのこと。

彼女の目に映る棚のイメージ


この棚一つ一つに知識が格納されており、それを開けることで知識を取り出す。彼女は1日に何度もそれを行うそうです。
天才が見る世界はなんとも不思議ですね。

また棚には、名前がついており、先ほどの円周率を思い出す時は円周率の棚を開けることで思い出すと彼女は言います。
(もう意味がわかりません)

苦労することもある

彼女のこの能力は非常に魅力的ですが、一方でデメリットもあるようです。
それは、ドラマやアニメ、漫画や映画を一度見ただけで細部まで記憶できてしまうため脚本のパクリが分かってしまうそうです。
例えばあるシーンのセリフが同じであったり、音楽であれば歌詞やメロディが同じであったり...

また、小学生の頃まではよすぎる記憶力がきっかけでいじめを受けていたそうです。

名門中学に入学後は、むしろその記憶力を評価されたみたいなので環境によっていかに才能が生きるかを感じさせられました。


今日は、記憶力という分野での天才がどんな世界を見ているのかについて書きました。
今後も天才たちの見る世界の景色をみなさんにも共有しようと思いますので、興味がありましたら読んで頂けると嬉しいです。

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