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Lingerie Evangelist - ランジェリーエヴァンジェリスト 中編

前回の記事で「肩書」について思うところをお話ししました。
詳しくは↓こちらをご覧ください。

肩書が「なりたい自分」を創っていく。
そう思っているので、傍から見れば大それた「Evangelist - エヴァンジェリスト - 伝道者」を自称することにしたわけなのです(笑)

では、なぜ他の肩書ではしっくりこないのか、誰かの受け売り・モノマネではないのかというところを今日はお話しします。
そんな細かい事どうでもいい ←そのとおり(笑)
一般人のあなたのこだわりなんて語る意味ない ←そのとおり(笑)
ですが、このブログを始めた理由、ランジェリーショップを始めた理由、今後の展開等にも関連するので1度お話したいなと思うのです。


ランジェリーに関わる仕事・肩書はたくさんあるけれど……

この15年くらいでしょうか、ランジェリーに関わる仕事やその肩書はグンっと増えましたよね。
以前は、デザインや製造等のメーカーでの仕事以外と言えば、
・販売店店主:ランジェリーショップ店主、オーナー
・販売員:ランジェリー(インティメイト)アドバイザー、フィッター
・販売店での裏方:ランジェリーバイヤー、マーチャンダイザー

くらいだったように思います。


今では、
・ランジェリークリエイター
・ランジェリープロデューサー
・ランジェリーコンサルタント
・ランジェリーコンシェルジュ
・ランジェリーコーディネーター
・ランジェリースタイリスト
・ランジェリーセラピスト

etc…
他にもあるかもしれませんが、このように色々と新しい職種が増えたり、細分化されたりしています。

前回の記事と重複しますが、普通に考えれば私の立場はオフィシャルには「ランジェリーのバイヤー」か、「ストアマネージャー」にあたるのかなと思います。
個人としては「ランジェリーフリーク」や「ランジェリーマニア」といったところでしょうか。
だけど、どれもしっくりこないんですよね。

先に挙げた職種の中だと、ランジェリーアドバイザー、コンサルタント、コンシェルジュ、コーディネーターでも良さそうなものですが……
実際にお客様と接する際には自然と上記のような立場で、コンサルしますしコーディネートもご提案します。
コンシェルジュのように、デザインやテイストのお好みはもちろん、なりたい体形・スタイルのご希望に合わせて、ブランド毎のデザインやパターンに加えて素材毎の特性を20年間ウォッチし自分でも数百着着用してきた知識を総動員してアドバイスさせていただいています。(あくまでアドバイスが必要なお客様に対してですが。)
でもそれって店舗運営していればサービスの一環なので、「役割」「職務」の肩書にと考えるとピンとこないんですよね。

ランジェリーフリークやマニアというのも正解ではありますが、確かにマニアックにランジェリーを愛してきましたが、私はマニアになりたかったわけではないし、今後の人生をマニアとして生きたいわけではないのです。

たくさん選択肢はあるのに、私にぴったりなものが見つからない。
そして考えること数ヶ月……


答えは手放した後に降ってくる

私って何者だろう、何者になりたいのだろうと考え続けましたが簡単には答えは出ず(笑)
考え出すと止まらない質で、考えるばかりで手が止まってしまうので、いったん考え続けるのはやめて手放そうと。
ひとまず目の前の出来る事にフォーカスしようと、ショップ設立に注力しました。

人にはアイデアや求めている答えが「見つかる場所」というものがあるそうです。
そこに居るとなぜだかアイデアがわいてくる、名案がひらめく、答えが降ってくるという場所。
私の場合はお風呂がそうなのかなと思っています。
ある日お風呂に入って、ぼけ~っとしている時に、ふっと答えが降ってきたんですよね。

「Evangelist - エヴァンジェリスト」っていいんじゃない?

あ!これかもしれない!って思ったんです。
確かこの言葉って宗教関連だったかななんて思って調べてみると「伝道者」と。

これだ♥と確信しました。

でも、どうして特別意識していた言葉ではないにもかかわらず、「答え」として降ってきたのかなと考えると、心当たりは2つありました。
1つは私がDita von Teeseのファンなこと。
もう1つはLinda Evangelistaのファンなこと。
けれど決して2人からアイデアをパクってこようと思ったわけではないのです(笑)


素敵な偶然を大事に

Linda Evangelistaはスーパーモデルなのでご存じの方も多いかと思います。
私は、これも追々お話ししますが、ランジェリーに興味を持った「きっかけ」というのがいくつかあり、その1つがファッション、特にVivienne Westwoodが好きだったことです。
Vivienneのデザインする洋服・靴・鞄・装飾品まで全てが様々なアートや歴史からインスパイアされたもので、コルセットやバッスルを取り入れたコレクションが多数あります。
また、息子のJoseph CorreはAgent Provocateurを創業しています。
Linda EvangelistaはVivienneのショーでもランウェイを飾っていました。
彼女はVivienneの洋服をとても格好良く着こなしていて、美しくて強くてハンサムな女性像を体現されていて、高校生だった私はとっても魅かれたんです。
もっと有名で人気のモデルたちも同じくショーに出ていたけれど、彼女が1番似合っていて素敵だった。
その頃、彼女のファミリーネームが変わっているなって思ったんですよね。それで調べた事があって、頭の片隅にあったんだろうなって思います。

「Lingerie Evangelist」って誰か名乗っていないかしらって検索してみたら、どうやらいらっしゃらないみたいなのですが、1番最初の検索結果にDita von Teeseのプロフィールが出てきたんです。(今検索したら私のブログが1番目に出ましたが(笑))
ビックリ!
彼女がGlamour-evangelist™と名乗っているとは知らなかったんです。
Dita嬢についても2000年代前半に知って以来のファンですが、プロフィール欄なんてもう何年も意識して読んだことはありませんでした。
だってもっとずっと前から知っているから(笑)
SNSをフォローしていますが、今どんなパフォーマンスされているのかなとか、どんな雑誌出てるのかなとか、どんなコラボ商品出るのかなというところしか見てなかったんです。
でも無意識のうちに目にしていたのでしょうね。
それが潜在意識にあって、教えてくれたのかななんて思っています。

なんて偶然なんだろうって嬉しくなって♥
憧れの人と感性が重なったようで本当に嬉しくて有頂天♥
もうこれしかない♥これに決めた♥
って思いました。
ファンだからパクったんだろう、真似したんだろうと思わるかもしれないけれど、それでもいい(笑)

私はこの素敵な偶然を大事にしたい。


後編につづく♥


追伸
本日の写真は伝説のRavage Autrefois。
色味がわかりづらいですが、ピンクです。
他のアイテムも含め後日ご紹介したいなと思っています。

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